明鏡寺
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明鏡寺 | |
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所在地 | 岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志1364-2 |
位置 | 北緯35度27分53.9秒 東経137度7分32.3秒 / 北緯35.464972度 東経137.125639度座標: 北緯35度27分53.9秒 東経137度7分32.3秒 / 北緯35.464972度 東経137.125639度 |
山号 | 霊光山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 文和2年(1353年) |
開山 | 玉堂曇球 |
開基 | 頑石曇生 |
中興年 | 寛永年間 |
中興 | 愚堂東寔 |
文化財 |
国の重要文化財:観音堂 県指定文化財:木造聖観世音菩薩 町指定文化財:十六善神図 |
法人番号 | 4200005006712 |
明鏡寺(みょうきょうじ)は岐阜県加茂郡八百津町にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は霊光山。国の重要文化財の観音堂があることで知られる。
由緒
建長寺14世頑石曇生が鎌倉幕府6代将軍、宗尊親王の菩提を弔うためにその念持仏を祀るために玉堂曇球を開山として創建した。寺号は念持仏に鏡が埋め込まれていたことに因んでいる。理由は不明であるが、念持仏は寺に安置されることはなかった。 貞治7年(1368年)に安置された聖観音菩薩は病を治す薬草を霊夢で教えたり、雨ごいに応えるなどの霊験を顕したため眼明観音と呼ばれて尊崇された。この観音像は制作年代の明らかな貴重な像であることから岐阜県指定の文化財となっている。 観音像が安置されている観音堂は伝承では観音菩薩と同年に建立されたとされるが、実際は室町時代後期に建てられたとみられている。茅葺の寄棟造で、希少な禅宗様の建築であるとして昭和52年(1977年)に国の重要文化財に指定された。 戦国時代には戦禍に巻き込まれ衰微したが、江戸時代の寛永年間に愚堂東寔が再興して臨済宗妙心寺派となった。
ほかに、不動堂や大師堂などの堂宇がある。
文化財
重要文化財(国指定)
- 観音堂 - 室町時代後期の建立。桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、背面左右脇壇付、茅葺。昭和52年(1977年)06月27日指定。
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参考文献
- 八百津町史