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日什

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日什
1314年 - 1392年
玄妙阿闍梨
生地 陸奥国
没地 陸奥国
宗派 顕本法華宗
寺院 妙満寺
慈遍
弟子 日仁
妙国寺
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日什(にちじゅう、1314年6月19日(正和3年4月28日) - 1392年3月30日(明徳3年2月28日))は、南北朝時代法華宗。妙満寺派(現在の顕本法華宗)、単立の日什門流、日蓮宗所属の日什門流(日蓮宗什師会)の祖。陸奥国の出身。号は玄妙阿闍梨。幼名は玉千代丸。

略歴

1314年(正和3年)陸奥国会津黒川で誕生する。1333年(正慶2年)天台宗慈遍を師として出家する。名を玄妙と改める。1352年(文和1年)天台宗延暦寺の学頭となる。1372年(応安5年)会津領主の蘆名氏の招きにより、故郷の羽黒山東光寺の住職となる。1380年(康暦2年)日蓮宗弘法寺帰伏する。名を日什と改める。1381年(康暦3年)帝都弘通のため、上洛足利義満へ諌暁する。後円融天皇へ上奏し「二位僧都」の位と「洛中弘法の綸旨」を賜った。1389年(康応1年)日什は妙満寺を建立し、日什門流という一派を興す。1392年(明徳3年)日什は入滅する。弟子の日仁は遺体を荼毘に付し廟所を設け、妙国寺を建立する。