徳川宗英
德川 宗英(とくがわ むねふさ、1929年1月30日 - )は、日本の作家。
人物
江戸時代の旧御三卿であり明治以降、戦前まで華族であった田安徳川家の第11代当主。学位は工学士(慶應義塾大学)。
徳川の徳の字は、正式には「四」と「心」の間に「一」が入る正字(德)を使う。10代当主・徳川達成の子。祖父は9代当主・徳川達孝。柳川の料亭「御花」の元女将立花文子は従姉。
経歴
1929年1月30日、徳川達成の子としてイギリス・ロンドンで生まれる。
学習院中等科卒業、海軍兵学校(77期)で終戦を迎え、後に慶應義塾大学工学部卒業(工学士)。その後、石川島重工業に入社。
1995年に石川島重工業を退職した後、静岡日伊協会名誉顧問、全国東照宮連合会顧問、社団法人霞会館評議員、社団法人尚友倶楽部評議員などを務める傍ら、作家として多数の著書を執筆するなどの活動を続けている。
著作
- 『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』(文春文庫、2004年8月)ISBN 4167679221
- 『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話 ライバル敵将篇』(文春文庫、2005年6月)ISBN 4167679442
- 『最後の幕閣―徳川家に伝わる47人の真実』(講談社+α新書、2006年5月)ISBN 4062723808
- 『江田島海軍兵学校 究極の人間教育』(講談社、2006年12月)ISBN 4062137224
- 『徳川300年ホントの内幕話 天璋院と和宮のヒミツ』(大和書房〈だいわ文庫〉、2007年12月)ISBN 4479301453
- 『徳川将軍家秘伝 大老vs上さまvs大奥の舞台裏』(大和書房〈だいわ文庫〉、2008年10月)
- 『徳川家が見た幕末維新』(文春新書、2010年2月)
- 『徳川家の江戸東京歴史散歩』(文春文庫、2010年11月)