小野和子 (東洋史学者)

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小野 和子(おの かずこ、1932年(昭和7年) - )は、日本の東洋史学者、京都橘女子大学名誉教授[1][2]。専攻は中国近世史・中国近代女性史。

来歴

大阪生まれ。京都大学文学部卒業。1981年「近代中国女性史研究」で京大文学博士三重大学助教授京都大学人文科学研究所教授。96年定年退官、名誉所員[3]京都橘女子大学歴史学科教授を経て退職、名誉教授[1][2]。2000年度アメリカ・アジア学会 (AAS) 特別功労賞受賞。

京大でのセクシャルハラスメント事件である矢野事件で、女性教官のまとめ役として動き、矢野暢から名誉棄損民事訴訟を起こされたが勝訴した。

著書

編著
  • 『京大・矢野事件 キャンパス・セクハラ裁判の問うたもの』編著、インパクト出版会、1998

翻訳

  • 『世界の名著 64』「矛盾論」(毛沢東中央公論社、1969
  • 梁啓超『清代学術概論 中国のルネッサンス』訳注、平凡社 東洋文庫、1974
  • ドロシー・コウ『纏足の靴 小さな足の文化史』小野啓子共訳、平凡社、2005

脚注

参考