半田競艇場

半田競艇場（はんだきょうていじょう）は、かつて愛知県半田市の半田港付近にあった競艇場である。

解説

同施設は、1953年（昭和28年）3月25日に愛知県内では最初に、東海地方では津競艇場についで2番目の競艇場としてオープンした。

しかし、伊勢湾台風の影響で選手控室を除くすべての施設の損壊と書類・器具の流失という復旧不能の被害を受けた。この台風では競艇場ばかりではなく、全市が台風によって壊滅的な被害を受けた半田市が「モーターボート事業は大きな財源であるが、それより現在は復興が最優先」としたことと、競艇場の所在地が半田港の港口にあり、衣浦港造成を阻害してしまうため、台風被害の発生した1959年（昭和34年）9月26日付けで閉鎖、1964年（昭和39年）3月31日付けで正式に廃止された。

半田市は単独でのレース開催ができなくなったが、施行権そのものは保持していて、1964年（昭和39年）7月より常滑競艇場で開催されている一部レースの開催を行っている。

外部リンク

• モーターボート競走事業について(半田市)
• 競艇沿革史 - 半田市（日本財団）