勇ましいちびの仕立て屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Luckas-bot (会話 | 投稿記録) による 2012年1月19日 (木) 19:08個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: br:Ar C'hemener Bihan Kalonek)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

勇ましいちびの仕立て屋」(いさましいちびのしたてや、ドイツ語原題 : „Das tapfere Schneiderlein“, KHM 20)は 『グリム童話』 に収録されている物語

概要

仕立て屋である主人公が様々な困難を知恵と策略を以って乗り越え、最終的に王様になる童話で、1812年シャルロッテ・アマーリエ(1793-1833)によって書かれたものが最初とされる。その後、マルティン・モンターヌスなどの複数の話と合成がなされ、1819年に現在の形となった。

あらすじ

屋根裏に暮らすちびの仕立て屋がある日、パンに群がるハエを布でたたくと7匹殺せた。仕立て屋は「1打7匹」と書いた帯を作り、町の大入道を倒すことに成功する。その後、宮殿に召抱えられ、王より巨人退治や一角獣退治などを命じられ、知恵でそれらを打ち倒し、王女と結婚するに至った。

参考文献

  • 野村泫訳 『決定版 完訳 グリム童話集 1』 筑摩書房1999年、208-226ページ。

関連項目

外部リンク