信府統記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。松茸 (会話 | 投稿記録) による 2021年1月13日 (水) 13:05個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

1884年に出版された『信府統記』の表紙(国立国会図書館蔵)

信府統記』(しんぷとうき)は、信濃国長野県松本藩主の命によって編纂され、1724年享保9年)12月に完成した、同藩内および信濃国内の地理・歴史を記述した書籍(地誌)である。

概要

当時の松本藩主・水野忠幹の命により、家臣で学究の武士であった鈴木重武と三井弘篤が著述・編集した。松本城開基町割から、安曇筑摩両郡の地誌、社寺沿革、名所記、近国への道筋、方角道程、領地境などがまとめられているほか、信濃国七藩の城の歴史が略述されている。編纂は享保7年(1722年)に始められ、忠幹没後の次代・水野忠恒の代、享保9年(1724年)12月に完成した。全32巻である。

原本所在

原本と言える水野家本は、付録として家譜を含めていたと言われるが、所在不明である。

写本・復刻版

  • 写本として、戸田家写本および朽木文庫本がある。
  • 高美屋が1884年(明治17年)に木活字で刊行したものが最初の印刷・公刊である。
  • 戸田家写本をもとにして信濃史料編纂会が「信濃史料叢書」巻2に収録して1913年に刊行した復刻版がある。
  • 朽木文庫本をもとにして信濃史料刊行会が「新編信濃史料叢書」第5巻に収録して1973年に刊行した復刻版がある。
  • 国書刊行会が、1996年に刊行した復刻版がある。高美屋本の復刻である。

古本価格

脚注


関連項目

外部リンク