信府統記

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1884年に出版された『信府統記』の表紙(国立国会図書館蔵)

信府統記』(しんぷとうき)は、信濃国長野県松本藩主の命によって編纂され、1724年享保9年)12月に完成した、同藩内および信濃国内の地理・歴史を記述した書籍(地誌)である。

概要[編集]

当時の松本藩主・水野忠恒の命により、家臣で学究の武士であった鈴木重武と三井弘篤が著述・編集した。松本城開基町割から、安曇筑摩両郡の地誌、社寺沿革、名所記、近国への道筋、方角道程、領地境などがまとめられているほか、信濃国七藩の城の歴史が略述されている。編纂は享保7年に始められ、享保9年12月に完成した。全32巻である。

原本所在[編集]

原本と言える水野家本は、付録として家譜を含めていたと言われるが、所在不明である。

写本・復刻版[編集]

  • 写本として、戸田家写本および朽木文庫本がある。
  • 高美屋が1884年(明治17年)に木活字で刊行したものが最初の印刷・公刊である。
  • 戸田家写本をもとにして信濃史料編纂会が刊行した復刻版がある。
  • 朽木文庫本をもとにして信濃史料刊行会が刊行した復刻版がある。
  • 国書刊行会が、1996年に刊行した復刻版がある。高美屋本の復刻である。

古本価格[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]