佐野理平

佐野理平（さのりへい、1912年 9月21日 - ）は、日本の元サッカー選手。ポジションはGK。静岡県出身。日本代表として、1936年のベルリンオリンピックに出場した。

経歴

ポジショニングの良さと、俊敏な動きが特徴のGKであったが、空中戦や接触プレーに難があった（当時の日本国内ではキーパーチャージを反則として取られなかった為、キーパーを故意に狙う事が常套手段であった）。その為、早稲田大学時代には身体能力に優れる不破整との併用、もしくは不破の方が出場機会を得ていた。

1936年のベルリンオリンピックの出場の為、欧州のクラブチームと練習試合を行った際に、本場欧州ではキーパーに対するファウルは厳しく取られ、審判から保護される事を知ると、本来の長所が発揮出来る様になった。

そして同年8月7日のベルリンオリンピック1回戦、スウェーデン戦では優勝候補相手に好セーブを連発、「ベルリンの奇跡」の立役者の一人となった。

翌1937年には早大ア式蹴球部の主将を務めたが、日本代表では慶應義塾大学の津田幸男らの台頭もあり通算出場記録も2試合に留まっている。

日本代表	国際Aマッチ		その他		期間通算
年	出場	得点	出場	得点	出場	得点
1936	2	0	4	0	6	0
通算	2	0	4	0	6	0