人質生活から始めるスローライフ

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人質生活から始めるスローライフ
ジャンル ファンタジー/異世界/なろう系
小説
著者 小賀いちご
イラスト 結城リカ
出版社 SBクリエイティブ
掲載サイト 小説家になろう
レーベル ツギクルブックス
連載期間 2021年8月25日 -
刊行期間 2022年5月11日 -
巻数 既刊1巻(2022年5月現在)
漫画
原作・原案など 小賀いちご(原作)
結城リカ(キャラクター原案)
作画 森名尚
出版社 竹書房
掲載誌 WEBコミックガンマぷらす
発表号 2022年9月23日号 -
発表期間 2022年9月23日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

人質生活から始めるスローライフ』(ひとじちせいかつからはじめるスローライフ)は、小賀いちごによる日本ライトノベル。『小説家になろう』にて2021年8月より連載され[1]、書籍版がツギクルブックスSBクリエイティブ)より2022年5月より刊行されている[2]。また、本作を原作とするコミカライズ版が『WEBコミックガンマぷらす』に2022年9月から連載されている[3]

作者・小賀いちごは作品の「テーマの一つ」として「美味しいご飯をみんなで楽しく食べよう」を挙げている[4]

あらすじ

小国ピアリーは、大陸最大の強国アンテから留学を名目に人質を差し出すよう強要され、王女センティは自ら進んでアンテへと赴く。センティは王宮離れ軟禁されながらも平穏な暮らしを送っていたが、行動を制限され無為に過ごさざるを得ず、また食事が不味であることに不満を覚える。実は転生者で日本人であった前世の記憶を持つセンティは、前世の趣味であった料理をすることを思い立ち、アンテ国王に願って離れにキッチンを作ってもらう。センティは、料理を通じて王宮の管理番や商人、護衛騎士ら王宮内外の人々と知り合い交流を深めながら、穏やかでのんびりした人質生活を目指す。

登場人物

人物名は書籍・コミック版のもの[5]。ネット小説版には個人名は表記されず肩書のみ表記されている[6]

センティ・ソフィー・レ・ピアリー
本作の主人公。小国ピアリーの第2王女。大国アンテで友好国の留学生という名目で人質として王宮の離れに軟禁されている。年齢は人質になった時点で6歳。日本人であった前世の記憶を持ち、前世で培った料理の豊富な経験を生かして料理作りにいそしむ。前世の記憶の影響で庶民的な気質であり対人関係でも身分への拘泥は薄い。また前向きな性格で、軟禁生活を受け容れつつ不満なところは適宜改善に努める。

ピアリー国

スラウ・ゴウ・レ・ピアリー
ピアリー国王。センティの父。
リジュー・リュ・レ・ピアリー
ピアリー国王妃。センティの母。
ケフィ・サン・レ・ピアリー
センティの兄。第一王位継承者。
ラジー・レア・レ・ピアリー
センティの姉。
キュレット・ティーン・レ・ピアリー
センティの弟。第二王位継承者。

アンテ国

カインド・アドレン
アンテの王宮に納品される品物の管理をしている管理番の青年。センティの求める食材の管理担当になり、彼女との交流を深めていく。
作者・小賀いちごが近衛騎士フリードと共に特にお気に入りとしているキャラクター[7]
ビジド・アプフェ
アンテの王宮に出入りしている商人。城下でも指折りの商会の経営者。カインドを通じてセンティに食材の納入を行うことになり、カインド同様センティと親しくなり交流していく。
フリード・フィー・グリュト
アンテの近衛騎士。近衛騎士団分隊長職にある。冷静沈着で、事に当たって臨機応変に対処する。センティの護衛担当として交流を重ねていく。
作者小賀いちごが管理番カインドと共に特にお気に入りとしているキャラクター[8]
アーデン・テイアル・フィン・アンテ
大陸の3分の1を治めている大国アンテの国王。アンテを大陸一の覇権国家にした立役者。国を統治するためには冷徹な判断を下す。センティの利発さと胆力に強い関心を抱く。
フィロー・テイアル・フーグ
アンテの宰相。国王への忠誠心は厚く、傍で補佐し時に苦言を呈することもある。権威主義的な面があり、意外な発想をするセンティに警戒心を抱く。
モルーゼ
センティ専属の侍女長。神経質な性格。センティに対しては常に事務的な態度で接する。
フェーバ
モルーゼと交代したセンティ専属の侍女長兼家庭教師(なろう小説版では『筆頭侍女』と称される)。

既刊一覧

  • 小賀いちご 『人質生活から始めるスローライフ』 SBクリエイティブ〈ツギクルブックス〉、2022年5月11日発売[9]ISBN 978-4-8156-1512-3

脚注

外部リンク