交響詩岩見沢

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交響詩岩見沢』(こうきょうし いわみざわ)は、北海道岩見沢市の開基90年、市制30周年を祝して1973年加藤愛夫が作詞、川越守が作曲した日本合唱組曲

概要[編集]

序章「コタン」・第1章「村の誕生」・第2章「故郷の栄光」・第3章「北国の象徴」で構成され、岩見沢の過去・現在・未来を表現したものとなっている[1][2]

1974年(昭和49年)11月2日に岩見沢市民会館で披露演奏会が行われた。演奏は北海道大学交響楽団、指揮は川越守。演奏披露会のために岩見沢市民から公募した中高生および一般市民からなる約300人の“交響詩「岩見沢」合唱団”が結成された。その際の“交響詩「岩見沢」披露演奏会実況録音”は、翌年ビクターレーベルでレコード化されている。また、演奏会では加藤愛夫による朗読があり、同レコードにも含まれている。岩見沢市内の中学校などにおいて、卒業式で吹奏楽部およびピアノの伴奏により全校生徒で合唱されている。

1977年には鳩が丘地区の総合公園に歌碑が設置され[3]、同年には同曲の普及活動を行うべく市内の合唱団らにより「交響詩岩見沢の会」が結成され同曲の合唱を含む演奏会を主催し延べ15,000人が歌唱したものの、会員や参加者の高齢化に伴い2019年の第42回演奏会をもって解散となった[1][2]

2011年には岩見沢市内のNPO法人「はまなすアート&ミュージック・プロダクション」により岩見沢大合唱団「結」が結成され、岩見沢市開基130年・市制70周年となる2013年にはいわみざわ公園野外音楽堂「キタオン」において、札幌交響楽団の伴奏と岩見沢大合唱団「結」の合唱で披露された。

脚注[編集]

  1. ^ a b 交響詩岩見沢の会 最後の演奏会 「若い人に歌い継いでほしい」 - 北海道新聞 2019年6月24日朝刊 空知岩見沢版15面
  2. ^ a b 【まな記事】6月24日付 - まなみーるスタッフブログ(まなみーる岩見沢市民会館・文化センター 2019年6月24日)
  3. ^ 記念碑・顕彰碑など~先人の労苦を偲ぶ~ - 岩見沢の記念碑(岩見沢市役所)

外部リンク[編集]