中国街道
中国街道(ちゅうごく かいどう)は、近畿地方に存在した街道である。別名は中国路(ちゅうごくじ)、浜街道(はまかいどう)。大坂と西宮を結び、西国街道と合流している。
なお、西国街道(京〜下関)のことを中国街道・中国路と称することもある[1]。
歴史
記録を遡れるのは、中世までであるが、近世になると、大坂と西国との物資の流通の要となる。往時の街道沿線には、要所要所に道標が設置されていた。現在では、区画整理の結果、その街道筋を忠実に辿ることは困難になっている。しかし今でも、それら道標のうち幾つかが土中から発掘されるなどして、往時の姿を偲ばせている。大名行列が通ることもあった。
沿線
- 神崎川の渡し
- 遊女塚 - 尼崎市神崎、梅ヶ枝公園
- 残念さんの墓 - 尼崎市大物町、大物公園
- 大物主神社 - 尼崎市大物町
- 大物崩れ戦跡
- 琴浦神社 - 尼崎市琴浦町
- 雉ガ坂伝承地 - 尼崎市大庄西町
- 岡太神社 - 西宮市小松
- 鳴尾の孤松(ひとりまつ) - 西宮市里中町
- 長蘆寺 - 西宮市鳴尾町
脚注
- ^ 松村明監修『大辞泉』小学館(1998年)