世界原子力協会
世界原子力協会(せかいげんしりょくきょうかい、World Nuclear Association(WNA))は、ウラン協会(Uranium Institute)を前身としており、世界の原子力関連企業が参加する業界団体である。
本部の所在地はロンドン(Carlton House, 22a St. James’s Square, London SW1Y 4JH, United Kingdom)。
沿革
1975年6月、ウラン協会として設立(本部はロンドン)。当初は、米国を除く、英仏豪加および南アフリカ共和国のウラン鉱業者を中心に、16社が参加していた。
2001年5月、組織の実態に合わせて、現在の名称に変更。[1]現在では、原子力発電と核燃料サイクルに関する世界的な業界団体に発展している。
目的
世界原子力協会では、自身の目的として、以下の二項目を掲げている。[2]
- 原子力産業関係者のために、世界的な討論会議と商取引の場を提供する
- 原子力に関する有用な情報を提供するとともに、原子力産業を代表して積極的な発言を行う
規定
原子力の利用や核物質の取り扱い方、情報公開などに関する倫理憲章が設けられている。
この倫理憲章は、第34代米大統領ドワイト・D・アイゼンハワーによる「平和のための核」構想に沿って、原子力関連企業の役割を要約している。[3]
組織・人事
役員
- 理事長 - ジョン・リッチ - WNAによるプロフィール(英語)
- 運営委員会 - WNA運営委員一覧(英語)
- 運営員会は15人の委員で構成される。内訳は、ウラン供給と発電、その他全般の3分野から各2人以上となっている。
- 委員長 - アンドリュー・C・ホワイト - WNAによるプロフィール(英語)
- 副委員長 - クリストファー・M・クレイン - WNAによるプロフィール(英語)
- 評議委員会 - WNA評議委員一覧(プロフィール付)(英語)
会員
会員の中心は原子力関連産業に関わる企業であり、2年に一度の総会は「産業としての原子力」が中心議題である。また、世界の原子力発電のうち、85パーセントが会員企業によるものである。[4]
活動
この節の加筆が望まれています。 |
脚注
- ^ “世界原子力協会(WNA)(13-01-03-02)”. 2009年7月28日閲覧。ATOMICAより
- ^ “WNA-Objetives”. 2009年7月28日閲覧。(英語)
- ^ “WNA-Charter of Ethics”. 2009年7月28日閲覧。(英語)
- ^ “WNA-membership”. 2009年7月28日閲覧。(英語)