下田裕太

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下田 裕太 Portal:陸上競技
選手情報
ラテン文字 Yuta Shimoda
愛称 下P
国籍 日本の旗 日本
種目 長距離走
所属 青山学院大学
生年月日 (1996-03-31) 1996年3月31日(28歳)
生誕地 日本の旗 静岡県
身長 169cm
体重 53kg
自己ベスト
5000m 14分06秒85
10000m 28分33秒77
ハーフマラソン 1時間02分22秒 (2015年)
マラソン 2時間11分34秒 (2016年)
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下田 裕太(しもだ ゆうた、1996年3月31日 - )は日本の陸上競技選手。専門は長距離走静岡県小山町出身。加藤学園高等学校を卒業。青山学院大学人間教育科学部に在学中[1]。身長169cm、体重53kg[2]

経歴

高校時代、加藤学園高等学校陸上部の一員として活動。3年生の時には陸上部の主将を務め、加藤学園史上初めて出場した全国高校駅伝で3区に出走した。[3]

青山学院大学に進学、2015年1月に行われた第91回箱根駅伝には、16人のエントリーメンバーとして登録されたが出走はなかった。箱根駅伝の2ヵ月後の日本学生ハーフマラソンでは、この年の箱根駅伝で4区区間記録を樹立した同期の田村和希とともに1時間2分22秒とジュニア日本歴代4位の好記録でゴールした。順位は田村が8位、下田が9位であった。[4]

大学2年となり、10月の第27回出雲駅伝で大学駅伝初出場。4区を担当し駒澤大学馬場翔大との先頭争いに競り勝ちタスキをつないだ。青山学院大学は3年ぶりに出雲駅伝を制した。11月の第47回全日本大学駅伝で2度目の大学駅伝出走。5区を担当し2位から1位に順位を上げ、今大会で唯一東洋大学を抑えて先頭でタスキリレーをした。下田は区間賞を獲得したが、青山学院大学は最終的に東洋大学に敗れ総合2位に終わった。2016年1月の第92回箱根駅伝で箱根駅伝初出場。復路8区を区間歴代3位となる1時間4分21秒で走り、区間2位の馬場翔大(駒澤大学)と1分以上も差を付け区間賞を獲得。青山学院大学は往路1区から1度も先頭を譲らない往復完全優勝を大会史上39年ぶりに成し遂げた[5]。大学駅伝史上最強とも呼ばれる層の厚さを誇った2015年度の青山学院大学のメンバーの中で、この年度の大学三大駅伝すべてに出場したのは青学四天王と呼ばれる主力選手のうちの3人である久保田和真小椋裕介一色恭志と下田のみであった。

2015年11月に行われた10000mの記録会で、それまでの自己ベストを大幅に上回る28分33秒77の記録を出した。

2016年2月28日、東京マラソン2016に出場。2時間11分34秒で総合10位(日本人2位)をマークし、マラソン10代日本歴代最高記録を更新した[6]

人物・エピソード

  • 陸上部監督の原晋から、2015年度で最も成長した選手と太鼓判を受けている。大学三大駅伝や東京マラソンで、その実績を見せることとなった。ラジオ日本の東京マラソン実況中継では、監督の原が下田に対して「選手としての、私の理想の集合体です」と語った、と紹介された。
  • 2016年1月3日の箱根駅伝直後に開かれた優勝祝勝会、並びに1月7日に開かれた公開優勝報告会で、「箱根駅伝は、往路区間を走りたい」と明かした。しかし、実際に8区で区間歴代3位の好記録をマークしたことから、「来年も、8区を走らされるんだろうなぁ」とぼやいた。
  • 趣味はアニメ。特にゲームソフト『アイドルマスター』を原作とした作品等のファンであり、インタビューでは「アイマスのおかげで陸上を続けられて、陸上によって存在意義感じれてる」とコメントした[7]。 またその際、多くのスポーツ紙やインターネットのニュースが、下田を❝アニメオタク❞と紹介していた。ゴール地点となる東京ビッグサイトはコミックマーケットが開催される会場であることから、下田は「町田の寮からは遠くて行けないけど、僕の憧れの場所でした。それで東京ビッグサイトが見えて、テンションとギアが上がりました」とも各紙に語っている。

ベスト記録

関連項目

脚注