コンテンツにスキップ

ヴィクトル・ヘンゼン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Victor Hensen
Korbnetz。プランクトンを集めるためにヘンゼンが発明したものの1つ。

クリスティアン・アンドレアス・ヴィクトル・ヘンゼン(Christian Andreas Victor Hensen、1835年2月10日 - 1924年4月5日)は、ドイツ動物学者(浮遊生物学)。プランクトンという語を造語し、海洋生物学の基礎を築いた。

生涯

[編集]

シュレースヴィヒの町生まれ。ヴュルツブルクベルリンミュラーのもとで研究)、キールの大学で医学を学んだ。1859年、キールで、てんかんと尿中排泄に関する論文により博士号を取得した。

1867年、プロイセン衆議院議員になり、海洋の研究を推進した。ヘンゼンのイニシアチブによりRoyal Prussian Commission for the Exploration of the Oceans(海洋探査のための王立プロイセン委員会)が設立された。

1871年から1891年まで、キールの生理学教授であった。このときバルト海北海大西洋に向かう5つの海洋生物探検隊の長であった。

発生学解剖学にも携わった。の構造、ヘンゼン管(Hensen duct)(またはCanal of Henson、ヘンゼンの細胞(Hensen's cells)やヘンゼン線(Hensen's stripe)も)や、鳥類の発達に不可欠な構造であるヘンゼンの節(Hensen's node)とヘンゼンの系統(Hensen's line)を発見した。

RV VICTOR HENSENは彼にちなんで命名された研究船である。

著作

[編集]
  • Zur Morphologie der Schnecke des Menschen und der Säugethiere (1863)

脚注・外部リンク

[編集]