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ヴァイオリンソナタ第1番 (ベートーヴェン)

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンヴァイオリンソナタ第1番ニ長調作品12-1は作曲者ヴァイオリンソナタ曲の第1作であり師であるアントニオ・サリエリに献呈された。明るい曲想で3楽章から成る。しばしば演奏会で取り上げられ、人気も高い。

曲の構成

第1楽章 Allegro con brio
ニ長調。ソナタ形式。冒頭からヴァイオリンの重音奏法で主和音が現れる。ピアノの名手としての作者らしく、アルペジョの急速な進行が随所に盛り込まれている。
第2楽章 Tema con variazioni(主題と変奏) Andante con moto
イ長調変奏曲楽章。落ち着いた曲想。変奏の種類が多く、イ短調の三連符が伴う変奏で対立を際立たせている。
第3楽章 Rondo(ロンド) Allegro
ニ長調。ロンド形式

楽曲が用いられた作品

  • 小説『仮装集団山崎豊子作)』東京体育館で行われたサベーリエフのヴァイオリン演奏会の中で登場する。