ラム (バンド)
Lamb | |
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基本情報 | |
出身地 |
イングランド マンチェスター |
ジャンル |
トリップホップ ドラムンベース ロック エレクトロニカ |
活動期間 | 1995 - present |
メンバー |
ルイーズ・ローズ アンディ・バーロウ |
ラム(Lamb)はイギリス、マンチェスターでボーカルのルイーズ・ローズ(Louise Rhodes)とコンポーサーのアンディ・バーロウ(Andy Barlow)の2人で1995年に結成されたバンド。ラップトップを使ったクラブミュージックをメインに、生のパーカションを多用するなどドラムンベースユニットとして知られる。ポーティスヘッドやビョークなどもよく引き合いに出され、トリップホップやブリストル系の音楽としての認知が高い。
経歴
ルイーズは、それまで音楽雑誌やファッション雑誌でカメラマンとして活動。一方アンディは両親の都合により高校時代をアメリカで過ごし、そこで知ったヒップホップミュージックから強い影響を受け、卒業と同時にレコーディングエンジニアのセミナーを受けるためにマンチェスターへ渡る。共通の友人を介してスタジオで知り合った二人は意気投合し、Lambを1995年に結成させる。その後、二人で制作したデモ・テープがすぐにレコード会社の目に止まり、1996年にデビューする。このとき、ルイーズ・ローズは29歳、アンディ・バーロウは20歳。
キャロル・キングやジョニ・ミッチェル、レナード・コーエンなどから影響を受けたというルイーズは、「愛情や、生きる喜びといったものを歌にしたい」という考えがあった。しかし、アンディは「ダークで、愛情なんてほとんど感じられないような、ポップじゃないものを作りたい」という正反対の方針があり、レコーディングをするたびに二人は激しい討論を繰り返したという。そのため、Lambという音楽は、ブリストルやドラムンベース、ダークなエレクトロミュージックに通じる破壊的で暴力的なサウンドを持つと同時に、歌詞に目を向けるとそこには希望や愛情、平和といった正反対の世界が展開されているという独自の音楽を得た。
「自分の変わった声質を上手く理解して使ってくれるのはアンディぐらい」というルイーズと、「彼女のような変わった声質を持ったボーカリストと何かをしたい」というアンディは、方針の違いでぶつかりつつも4枚のオリジナルアルバムをリリース。
2004年にベストアルバム、2005年リミックスアルバムを発売。その後、ボーカルのルイーズは2006年にアルバム「Beloved One」でソロデビュー、ついで2007年には「Bloom」をリリースしている。コンポーサーのアンディは、2007年に新しいボーカリストを招き、ユニットLunaseedsを結成させる。Lambとしての活動は停止している。
作品
アルバム
- ラム - Lamb (1996年 / 1997年、Fontana Records / マーキュリー・ミュージック)
- フィア・オブ・フォー - Fear of Fours (1999年、Polygram Records / マーキュリー・ミュージック)
- What Sound (2001年、Koch Records)
- Between Darkness and Wonder (2003年、Koch Records)
- バック・トゥ・マイン - Back To Mine - Lamb - The Voodoo Collection (2004年、DMC Records)
- Best Kept Secrets: The Best of Lamb 1996-2004 (2004年、Universal Records)
- What is that sound? - Lamb Remixed (2005年、Mercury / Universal Records)