モーシェ・レヴィン
人物情報 | |
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生誕 |
1927年11月9日 ポーランドヴィルノ(現 リトアニア ヴィリニュス) |
死没 |
2008年1月22日 (80歳) フランス パリ |
学問 | |
研究分野 | 歴史学(近現代史・ロシア史) |
研究機関 | ペンシルベニア大学 |
モーシェ・レヴィン(Moshe Lewin、1921年 - 2010年8月14日)は、ポーランド出身の歴史家。専門はロシア史、ソ連史。
経歴
1921年、ポーランド・ヴィルノ(現:リトアニア・ヴィリニュス)生まれ。ポーランドで20年を過ごした後、1941年6月の独ソ戦勃発に伴い、ソ連へ渡った。両親は戦時中にホロコーストの犠牲となった。戦後1946年にポーランドへ戻り、1951年にイスラエルへ移住。そこでロシア史を修学した。
1960年代にフランスへ移住。1966年に西側歴史家として初めてソ連の社会史へ言及した書籍『ロシア農民とソビエト権力』を執筆。フランスやイギリスの大学教授を歴任し、ペンシルベニア大学で歴史学教授を務めた。
2010年8月14日、パリで死去。
著作
- 『レーニン最後の闘争』(1969年、河合秀和訳)(Lenin's Last Stuggle、1968年)
- 『ロシア農民とソビエト権力』(1972年、荒田洋訳)(Political Undercurrents in Soviet Economic Debates、1974年)
- 『歴史としてのゴルバチョフ』(1988年、荒田洋訳)(The Gorbachev Phenomenon、1988年)
- 『The Making of the Soviet System』(1985年)
参考文献
- 『歴史家たち』編訳者 - 近藤和彦・野村達朗(名古屋大学出版会、1990年)ISBN 4815801371