モラクセラ・カタラーリス
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モラクセラ・カタラーリス | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Moraxella catarrhalis (Frosch and Kolle1896) Henriksen and Bøvre 1968 |
モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)は、モラクセラ属の細菌の一種で、ヒトの上気道に親和性があり、病原性を示すことの多い菌である。ブランハメラ・カタラーリス(Branhamella catarrhalis)と呼ばれることもある。グラム陰性球菌である。
特徴
[編集]ほぼ100%がβラクタマーゼ産生株であり、薬剤耐性を示す抗生物質が多い。 ヒトでの肺炎・気管支炎などの呼吸器感染症の起炎菌として、肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、とともに代表的な細菌である。副鼻腔炎、化膿性角結膜炎も起こすことが知られている。また、耐性化している抗生物質が多いことは、小児急性中耳炎においては治療を困難にする要因となる。
効果を示すのはアモキシシリンとクラブラン酸の合剤、ニューキノロン、クラリスロマイシン、アジスロマイシンとされる。 臨床分離株での薬剤感受性はレボフロキサシン 97.5%, トスフロキサシン 100%, セフジニル 88.2%, クラリスロマイシン95.8%, アジスロマイシン 90.3% であった。[1]
脚注
[編集]- ^ 診療と新薬 41(3),169-225,2004