ムクゲノ花ガ咲キマシタ
『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』(むくげのはながさきました)は、金辰明による韓国の小説。民族主義的、反日的な小説で、韓国では100万部を売ったベストセラーとなった。また、1995年に映画化され、1995年度 良い映画、第6回 春史映画芸術賞 男子優秀演技賞(イ・ヘリョン)、審査委員特別賞を受賞した。
内容
作中に韓国が北朝鮮と手を結び南北共同軍を組織して日本に核を撃ち込むという戦略シナリオを読む部分がある。また、南北共同軍が対馬や九州を占領した後、熊本県の水前寺公園を意味も無く破壊したり、日本の農家から作物を収奪して食糧不足に悩む北朝鮮へ送るなどの記述もある。一連の南北共同軍による攻撃で、万策尽きた日本は韓国と北朝鮮に降伏し、多額の賠償金を支払う事や島根県の竹島の領有権主張を放棄する事、更には韓国が長崎県の対馬を36年間植民地にする事などを認める内容になっている。
翻訳
- 金辰明『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』 上、方千秋訳、徳間書店、1994年8月。ISBN 4-19-860149-6。
- 金辰明『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』 下、方千秋訳、徳間書店、1994年8月。ISBN 4-19-860150-X。
参考文献
- 野平俊水、大北章二『韓国のなかのトンデモ日本人 日本では絶対に見られない、韓国ドラマ・映画・AVの世界』双葉社、2004年5月、139-144頁。ISBN 4-575-29679-1 。