マリコ・テラサキ・ミラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。240b:11:4a00:400:ccbe:f9cd:3098:329a (会話) による 2022年11月23日 (水) 16:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連書籍)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

マリコ・テラサキ・ミラー(Mariko Terasaki Miller[1])または寺崎 マリ子(てらさき まりこ、1932年8月23日 - 2016年9月7日[2])は、在米日本名誉総領事[3]

日本人男性寺崎英成アメリカ人女性グエンドレン・ハロルド(グエン・テラサキ)の娘。寺崎英成は将来を嘱望された外交官で、米国ワシントン日本大使館の三等書記官時代に、日本大使館のパーティーで、米国人女性グエン・ハロルドと知り合い、結婚した(外交官が外国人と結婚するのはタブー)[4]太平洋戦争後、米国人男性と結婚し米国本土で在住した、度々来日滞在している。2016年に死去。

来歴・人物

  • 1932年上海で生まれる。
  • 1941年、父英成がワシントン勤務の時に太平洋戦争開戦。それに伴い一家で日本に帰国することになる。
  • 1942年8月に、父母と共に日米交換船で帰国。主に軽井沢に滞在。

暗号名

アメリカ局長で英成の兄太郎は、日米交渉には現地情報が必要だと盗聴されるであろう電話口でマリコを暗号で使用した[4]

関連書籍

  • 昭和天皇独白録、寺崎英成御用掛日記』(文藝春秋、1991年)。マリコ・テラサキ・ミラーの回想も収録
  • 柳田邦男『マリコ』 新潮社 1980年、新潮文庫 1983年
  • グエン・テラサキ 『太陽にかける橋 戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録』 新田満里子訳、中央公論社(新書判)、1982年、中公文庫、1991年

出典

  1. ^ Mariko Terasaki Miller '53 1998 Outstanding Alumna”. 東テネシー州立大学. 2012年2月28日閲覧。
  2. ^ Star Tribune
  3. ^ "マリコ・テラサキ・ミラー"”. 毎日放送 (2002年12月20日). 2012年2月28日閲覧。
  4. ^ a b 暗号名はマリコ 外交官・寺崎英成と娘マリコ”. 日本テレビ (2001年2月4日). 2012年2月28日閲覧。

関連項目

外部リンク