マジックソード

『マジックソード』は、1990年にカプコンが発売した業務用の横スクロールアクションゲーム。

概要

全51面で、1周エンド。主人公アラン（2P側はベルガー）を操作して、塔の50階にいる魔王ドラクマーを倒すのが目的。

バイタリティ制で敵からの攻撃の他、時間の経過でも減っていく。ただし時間の経過でプレイヤーアウトとなることはない。

剣を振らずにいると自動的にパワーを溜め、最大で3倍の攻撃力を発揮できる。メインとなる武器攻撃に加え、緊急回避手段として「ゼニデイン」というメガクラッシュが使用可能、敵弾を消去すると共に、ボス敵を除く画面上の全ての敵を得点アイテムに変えることができる。

塔の中にはプレイヤーを補佐する仲間キャラクターが囚われており、彼らを救出して連れて行くことができる。連れて行けるのは1人だけだが、同じ仲間を続けて救出していくことによりレベルアップ（+2、赤ハートで+1）していく。

魔王ドラクマーを倒すと災いの元凶であった「ブラックオーブ」が出現する。打ち砕くか手に取るかの選択肢でエンディングが変わる。

プレイヤーを補佐してくれるキャラクター達は、全8種。レベルが1～8あり、レベルアップとともに回復速度が上がる。また、レベル1～3、4～6、7～8で攻撃力（見た目も）も変わる。

取ると画面左上のボックスに表示されるアイテム。基本的には全8種（太陽の石という非常に希少なアイテムも含めれば全9種）。取得した階とその次の階までで無くなる。

ガントレット: 剣による直接攻撃の威力を上げる。中ボス戦であると楽。
マジックポーション: メーターの上昇スピードを上げる。青いポット状のアイコン。道中はこれがあると楽。
スクロール: 敵を倒した時にアイテムを出す確率が上がる。回復アイテム（フード）も出る確率が上がるので重要。
ペンダント: 得点が倍になる。稼ぎには必須。
ダイアモンドリング: 敵として出現したシーフ、リザードマンを仲間にできる。この2者を倒す（次の階への移動時に画面内に居ただけでも）と自動使用で無くなる。
ゴールデンポット: 仲間の回復速度が上がる。
クラウン: 防御力が上がる（被ダメージが減る）。
クリスタルボール: 隠された宝箱を点滅表示してくれる。
太陽の石: ゲーム後半、最強の武器である雷神の剣を入手した後にしか出現しない希少なマジックアイテム。攻撃力をガントレット以上にアップさせてくれるほか、主人公がメーターをチャージして出す溜め攻撃のグラフィック（色）が変化する。

特定のフロアでおもにボス撃破後に入手できる。武器は1つしか持てず、常に最後に入手した武器を使う。

スーパーファミコン版が1992年に発売、アプリ版が2007年に配信された。業務用をほぼ忠実に移植、2人同時プレイは割愛されている。

また、日本国外ではプレイステーション3のプレイステーションネットワーク、Xbox 360のXbox Live Arcadeに『ファイナルファイトダブルインパクト』のカップリング移植として配信されている。アーケード版を忠実に再現し、インターネットを介した協力プレイも可能。条件を満たすとボーナス要素が手に入るようになっている。