ホームドラマ

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ホームドラマとは、家族や家庭内の出来事をテーマとしたテレビドラマ和製英語。ヨーロッパやアメリカではシチュエーション・コメディ(シットコム)が相当する。

派手なアクションや濡れ場のシーンはほとんどなく、一般的には、家族でも見られる、穏健な(当たり障りのない)内容の作品が多い。

基本的にはドラマを指すが、佐藤忠男は『日本映画思想史』(三一書房1970年)で田坂具隆監督の『雪割草[1]1951年)が「ホームドラマという和製英語が生まれた最初の映画だ」と書いている。公開時に大映映画部が「ホームドラマ」という言葉を初めて使った。

主なホームドラマ

脚注

  1. ^ いわゆる「母もの」。あらすじは突然、冴子(三條美紀)の許へ子どもが家を訪ねてきて手紙によれば夫の子だという。戦争中に夫に過ちがあったらしい。夫の不在中に仲良くなるが、帰ってくるとやっぱり許せない気持になる。二人の不和を見て幼い子どもが心を痛め、一人家を抜け出したと知ったとき冴子は初め自分の頑なさを悟り、夫と共に子どもを探しに駆け出す。