プリニー2 〜特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!〜

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プリニー2 〜特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!〜
ジャンル アクションゲーム
対応機種 PlayStation Portable (PSP)
開発元 日本一ソフトウェア
発売元 日本一ソフトウェア
人数 1人
メディア UMD
発売日 日本の旗 2010年3月25日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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プリニー2 〜特攻遊戯! 暁のパンツ大作戦ッス!!〜』(プリニー2 とっこうゆうぎ! あかつきのパンツだいさくせんッス!!)は、2010年3月25日日本一ソフトウェアから発売されたPlayStation Portableアクションゲーム

魔界戦記ディスガイアシリーズ」のキャラクターであるプリニーを主人公としたゲーム『プリニー 〜オレが主人公でイイんスか?〜』の続編。「難し過ぎる」という前作の反省を元に[1]、難易度の調整や、新たな要素の追加が行われている。

ゲームシステム

『プリニー2』での変更点を挙げる。基本システムについては前作を参照。

難易度の変更
「魔界公式ルール」は前作と同じく1回敵に触れるとアウト、「スタンダード」は3回から2回までとなり、新たに追加された「ベビーイージー」は3回まで接触してもセーフな上に、ところどころに落下防止の足場が現れる。いずれの難易度もエンディングなどに影響はなく、ゲーム中いつでも変更できる。

特別編・Vパンツ大作戦

アサギウォーズ

アサギを操作可能な隠しシナリオ。

ダウンロードコンテンツ

2010年4月16日に配信開始された。

  • 2010年4月16日
    • 魔界大根

あらすじ

プリニー達の雇い主・エトナのパンツが盗まれた。明朝までにパンツを取り戻さなければ、プリニー達がパンツにされてしまうという。プリニー達は犯人である怪盗魔人からパンツを取り返すべく、「暁のパンツ大作戦」を決行するのだった。


登場人物

本編の登場人物

プリニー
声 - 間島淳司
エトナ
声 - 半場友恵
ある条件を満たすとボスとして戦える。魔界祇園車に搭乗、盆踊りプリニーを排出、太鼓を叩いて攻撃を仕掛けてくる。自らが直接戦うことはないが、それでも強力無比な強さを誇る。
ブーケガルニ(アルラウネ)
「魔風渓谷」にある「お天気センター」にいる妖花族のアルラウネ。男の子。ボス戦では、胞子による浮遊機雷をばら撒きつつ自身もツタを変形させて遠距離攻撃や空中からのドリル攻撃を行う。気絶復帰時にも機雷を撒く。
お花が大好きでいつか自分の花屋が持てるように貯金をしている。お天気センターを花だらけにしたのは彼の仕業。
モーガン
バクチー(ゾンビ)
ドMのゾンビ。異国の地で途方にくれるマジョラムと冬の波止場で出会い、彼女に総額892億ヘル貢ぎ、結婚まで漕ぎ着けた。
マジョラム(博士)
「サンドウィッチパレス」でメカによる帝国を築いているドSの博士(彼女から逃げたモーブ兵曰く「マッドサイエンティスト」)。
バクチーの潤沢な資金で研究に没頭。非常に好戦的で戦闘好きだが、運動オンチで操縦は苦手。今はバクチーを愛しているが、実は本国に33人のメカ旦那がいる。
ガラム&マサラ
「サタンランド」にいる悪夢の世界の住人。悪夢のエネルギーを得ることで、自らの魔力を増幅させることが可能だが、両者とも人に悪夢を見せることの快楽に酔ってしまっている。
ウコン
行方不明の兄(ターメリック)を連れ戻す為に旅に出た戦士族の少女だが、路銀稼ぎに奔走する毎日である。「グラビトンフレア」という必殺技を持っている。
終盤では、ガラクター卿に珍品を買い取って貰おうと「ガラクターマンション」に乗り込むもチリ&パウ&ダーと彼女達のキグルミとの戦いに巻き込まれ、飛ばされた。
五香(ウーシャン)
魔海にある5つ星レストラン「魔海のヴォルケノ庵」を一人で切り盛りしている格闘家一族の少女。ステレオタイプの中国人の様な口調が特徴。
用心棒兼相棒のフカヒレ(サメドラゴン)の食費がバカにならないため、時々迷い込む悪魔をエサにしている。背が伸びない事が悩み。
ジーグアンロン
チリ&パウ&ダー(呪術師)
「邪神の不幸沼」で邪神を召喚しようとしている呪術師一族の三つ子の三姉妹。毎回失敗しているよう。
チリ
三つ子の長女。一人のときと、姉妹と一緒のときでは戦い方が異なり、姉妹と一緒のときは祈祷による電撃攻撃や体力回復といったサポート行動がメインとなる。
母親の代わりに妹達の面倒をみている。一人だけカブトをしていないのは、パウがカブトを失くしてしまったときに自分の物をあげたから。
パウ
三つ子の次女。祈祷によって、下級霊を呼び出しつつ槍で生贄を攻撃する。常に全力なので、地面に刺さった槍が抜けなくなることもしばしば。
物事を深く考えるのが苦手で、三人の中では最も好戦的。負けず嫌い。チリのことを母親の様に信頼している。実は一番の甘えん坊で寂しがり屋。
ダー
三つ子の三女。基本的な行動はパウと同じ。三姉妹の中では精神的に一番幼く仲間との連携よりも、生贄を攻撃することで頭の中はいっぱい。
見た目でパウと区別する事は不可能。三人の中では、あまり喋らないほうであるが、内に秘めた邪神復活への意気込みは誰よりも強い。
邪神
本名をドゥルヴァルキー。
セージ
剣聖を目指して武者修行中の侍男。「魔界百花殿」で用心棒をしている。異性に興味が無いかのような危ない発言が多い。カラシナの台詞によれば、サボり癖があるらしい。
カラシナ
「魔界百花殿」の主。本体が直接攻撃を行うことはなく、召喚によって呼び出したザコキャラを応援するなど、間接的に攻撃してくる。
満月の夜には創設者の霊が乗り移り、「カラシナ狂い咲き」となるが普段の彼女はそのことを覚えてはいない。限界を超えた酷使によって、彼女の肉体は当の昔に朽ち果てている。その所為か、影が無い。
フロン
本編ではプリニー隊の仕掛けた対怪盗魔人(ガラクター卿)の罠に掛かり、正義を愛する心を弄んだ罰としてプリニー隊が入手した珍品を没収しようとした為、戦闘になった。
アサギウォーズでは、とある理由でグレたプリニーアサギの気合いを入れ直す為に戦闘に突入、その後、黒杉あさぎのいる会場に乗り込むも捕まり危うく突き落とされそうになったがプリニーアサギが駆けつけた為、難を逃れた。攻撃パターンは本編・アサギウォーズのどちらも同じでホッピングに乗って攻撃を行う。
他にも残機を使い果たしてゲームオーバーになると見られるバッドエンディング『アクションch』にも登場し生き残ったプリニーの存在に気付かず止めを刺した。
スイーツ男爵
前作のラスボス。特定の順番で3つの珍品をゲットすると、フロンの代わりにボスとして登場。今回のパンツの一件とは無関係。
プリニーラハール
特定の順番で3つの珍品をゲットすると、フロンの代わりにボスとして登場。
「獄炎ナックル」「魔王玉」「オレ様インパクト」など、プリニーとは思えない身軽な動きと多彩な攻撃を持ち、その力は今作でも健在だが「投げるな危険」である。
プリニーアサギ
特定の順番で3つの珍品をゲットすると、フロンの代わりにボスとして登場。朝霧アサギというれっきとした人間タイプのアサギだったが、前作にて自爆死してしまう。今作ではプリニーの姿で登場。アサギウォーズの主人公。他のプリニーやプリニーラハール同様「投げるな危険」である。
プリニー隊の台詞によれば、新入りでパンツ捜索隊には入っていないとの事。ちなみに罪は「身の程知らずの罪」。
モーブ
声 - 里見圭一郎
各ステージにいるザコ敵の代表の一つ。
怪盗魔人
エトナのパンツを盗んだ犯人。噂では、同じ悪魔から2個以上の珍品は盗らないらしい。
ガラクター卿
怪盗魔人(前述)の正体。当人曰く、「モーブ族一の美男子」。プリニー隊の仕掛けた罠に掛かる・ジョシュアが帰った際、シルクハットが飛ばされ素顔を見られたが黙っていればバレなかったのに自ら正体をバラしてしまった等アホな性格。プリニー曰く「アンタが言わなかったら、恐らく永遠にバレなかった」。
ダースモーブーには「モーブ族の期待の星」と称され、プリニーには魔界を乗っ取るのが目的と思われていたが当人は魔界征服に興味は無く、『いじめっ子へ復讐』『正義の拳骨制裁』こそが自身の唯一にして最大の目的。ラスボス戦前の戦闘後の一連のプリニーとの会話と完成した究極のキグルミがエトナを模した『ガラクター・エトナ(後述)』である事から、そのいじめっ子はエトナという事が判明。
ジョシュア
怪盗魔人に召喚され間接的に戦闘に参加する魔法の管理人。怪盗魔人を氷のバリアで補助したり「審判の杭」を破壊したりするが、本を読みつつ電話をしながら援護している所為か、どこかいい加減。電話の声が大変煩い。
ダースモーブー
キグルミ
ガラクター卿によって思い入れの強い珍品の残存魔力を使用して作られたキグルミ達。姿形はオリジナルと同じだが、色はガラクター・エトナ[2]を除いてモノクローム。能力はオリジナルを上回り、セージ・プリニー・エトナを除く[3]自身のオリジナル達を一蹴した。作られたキグルミ達は以下の通り。
ブラックブーケガルニ
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックマジョラム
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックチリ&ブラックパウ&ブラックダー
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックガラム&ブラックマサラ
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックウーシャン
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックセージ
攻撃パターンはオリジナルと同じ。
ブラックプリニー
プリニー達の給料という珍品を材料に作られたプリニーのキグルミ。全100匹を全て撃破する事で、はじめて倒した事になる100匹組み手。
エトナの呪縛を受けていないのでやりたい放題、好き放題の本性が出ている。各地でイタズラをして回り、本物のプリニー達が濡れ衣を着せられた。誤解が解ける場合もあれば、解けない場合もある。ガラクター卿曰く「失敗作」「悪い子」。
ガラクター・エトナ
魔神の力を模した究極のキグルミ。今作のラスボス。キグルミとは別に、ガラクター卿が変化している浮遊コアを攻撃してもダメージを与える事が可能。
能力から性格に至るまでオリジナルと同じらしいがその実は定かではない。魔力の消費は凄まじく、製作期間は他の10倍、寿命は数百分の一だった。

アサギウォーズの登場人物

シュバルツ
声 - 里見圭一郎 / イラスト - たかみち
アサギウォーズに登場。筋肉質の男性。本名はアサギ・シュバルツ・ネイチャー。
本編では名前と声のみ登場。
アサギ人形
イラスト - 江草天仁
アサギウォーズに登場。アサギロボを操りパンチ・砲撃・踏みつけ・マジカルバレット弾など多彩な攻撃を繰り出す。
ロボアサギとはマンガ喫茶で、意気投合し共にアサギウォーズを戦うことを誓った。
アサギ・ザ・ビートル
イラスト - 獅子猿
アサギウォーズに登場。オスのカブトムシ。
アサギ・アサマール・アサリンド
声 - 荒井静香 / イラスト - 菅原健
アサギウォーズに登場。辺境魔界を支配している悪魔のアサギ。
ゾンビアサギ
その正体は数多の世界に存在するアサギと呼ばれる者たちの成れの果てである。
アサギ8ビット
イラスト - 今道英治
アサギウォーズに登場。
黒杉あさぎ
声 - 中村繪里子 / イラスト - KEI
アサギウォーズに登場。対戦時、テーマ曲「アサギ越え(予定)」が流れる。ボス戦では前作の朝霧アサギと同じ攻撃パターンに加え、音符攻撃を行う。
ラスボス戦ではアサギ・Eクロス(後述)に搭乗しプリニーアサギを迎え撃つも敗北。その後、朝霧アサギの変身スーツのファスナーを巧妙に壊し、彼女を死に追いやった張本人である事を自供、自分が主人公になれない世界を消し飛ばそうと自身の後援会に「戦艦良綱」で魔界大気圏内に突入し零距離で主砲発射を命令したが、「戦艦良綱」の弱点である箇所へのプリニーアサギの大砲での特攻により阻止された。
アサギ・Eクロス
黒杉あさぎが搭乗している素晴らしい衣装という名のバトルシップにして強襲決戦兵器。アサギウォーズのラスボス。
ちなみに総制作費100億ヘル[4]で、Eはエクセレントの略。

特別編・Vパンツ大作戦の登場人物

アニス
特別編・Vパンツ大作戦に登場。前作のボス。
パプリカ
特別編・Vパンツ大作戦に登場。前作のボス。
バカンスノホシカゲ
特別編・Vパンツ大作戦に登場。前作のボス、星影と同一人物。
ナツ&メグ
特別編・Vパンツ大作戦に登場。前作のボス。
パンツダイオウ
特別編・Vパンツ大作戦に登場。前作のボス、グルメオーガがVパンツを被った状態。

その他

パセリ
魔界のトップアイドル。実は女装男子。フルネームは「パセリ・ラ・パセリ」。
ターメリック
名前のみ登場。
魔王プリエ
「練武の修道院」の一巡目のボスとして登場。
キュロット
名前と声のみ登場。魔王となったプリエを捜索している。
エリンダム
「練武の修道院」のニ巡目以降のボスとして登場。
バール・リボーン
「練武の塔-深淵-」の一巡目のボスとして登場。肉体が再生中のバール。まだ、完全ではないものの、上半身の再生は8割方完了している。完全体には程遠いが、それでもその魔力は果てしない。
プリニーバール
「練武の塔-深淵-」のニ巡目以降のボスとして登場。肉体が破壊され、プリニーの姿になったバール。
プラム
ダウンロード追加ステージのボスとして登場。
プレネールとうさぎさん
残機を使い果たしてゲームオーバーになると見られるバッドエンディング『アクションch』のニュースキャスターとして登場。プレネールは無言のままスタジオで待機、うさぎさんがリポートを一人で進行している。
アサギウォーズの予告編にも登場、アサギウォーズではうさぎさんが司会者として登場。

脚注

  1. ^ NIPPON1.jp お客様の声 プリニー 〜オレが主人公でイイんスか?〜The Best Price”. 日本一ソフトウェア (2010年2月12日). 2010年5月3日閲覧。
  2. ^ こちらは、色は同じだがサイズは巨大。
  3. ^ セージの場合は剣の腕も魔力も互角で風向きが悪いと判断し、自分から退却した為。エトナの場合は、ガラクター・エトナ(後述)とは対峙していないので戦い様が無い。
  4. ^ 制作費の全ては、黒杉ファンクラブである後援会からの寄付。

外部リンク