ブダペスト - ツェグレード - ソルノク線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bh116k (会話 | 投稿記録) による 2021年12月9日 (木) 15:00個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (文章の校正、路線図の改正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ブダペスト - ソルノク線(ツェグレード経由)
ブダペスト - ツェグレード - ソルノク線の路線図
ブダペスト - ツェグレード - ソルノク線の路線図
路線番号100a
路線総延長101.2 km
軌間1435 mm
電圧25000 V / 50 Hz(交流
最高速度160 km/h
停車場・施設・接続路線
KBHFa
0.0 ブダペスト西駅
ABZgl+l
B-E線B-S線
SBRÜCKE
Kacsóh Pongrác út (M3連結)
BHF
4.2 ズグロー
BRÜCKE1
道路3号
kABZg2
連絡線
KRZu
B-H線ウーイサース線
BRÜCKE1
道路31号
HST
7.9 Köbánya alsó mh.
ABZg+r
elágazás a Ferencváros pályaudvar felé
BHF
10.6 コェバンニャ・キシュペシュト
ABZgr
142号線
SBRÜCKE
道路4号
BHF
13.3 ペシュトセントロェリンツ
HST
16.0 セメレテレップ
BHF
17.3 フェリへジュ
STR+GRZq
ブダペスト / ペシュト県
HST
21.2 ヴェチェーシュ
HST
22.7 ヴェチェーシュ・ケルテカリア
SKRZ-Au
自動車道M0
SBRÜCKE
道路4号
HST
29.1 ユロェー
SBRÜCKE
道路404号
HST
32.9 ホシュスーベレック=ペーテリ
BHF
37.4 モノル
SBRÜCKE
道路4号
HST
43.8 モノリエルドェー
BHF
48.1 ピリス
SBRÜCKE
道路405号
BHF
55.2 アルベルティルシャ
HST
60.0 ツェグレードベルツェル
BUE
道路4号
HST
62.2 ツェグレードベルツェル・チェロェー
HST
66.4 ブダイー=ウート
SBRÜCKE
道路311号
BHF
72.6 ツェグレード
ABZgr+r
ツェグレード - セゲド線
eHST
81 旧ケチケーシュチャルダ
BHF
88.6 アボニ
STR+GRZq
ペシュト県 / ヤース・ナジクン・ソルノク県
SBRÜCKE
道路4号
ABZg+lr
Sz-K線、ウーイサース線、H-Sz線
SBRÜCKE
道路32号
BHF
101.2 ソルノク
STR
Sz-M線、Sz-L線、Sz-Z線

ブダペスト - ツェグレード - ソルノク線ハンガリー語: Budapest–Cegléd–Szolnok-vasútvonal)は、ハンガリー国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は100aブダペストデブレツェンニーレジハーザ方面、およびセゲド方面を結ぶ100号線140号線のブダペスト近郊区間に相当する。

歴史

1844年にペシュト - デブレツェン区間の建設が承認された。ハンガリー中央鉄道(Ungarische Central-Eisenbahn, UCB)は1847年9月1日にペシュト - ソルノク区間を開業した[1]。1850年にこの路線は国有化されて、南東部帝国鉄道(k.k. Südöstliche Staatsbahn)の所属となった[2]。1855年1月1日に帝国特認国有鉄道会社(k.k. privilegierte Staatseisenbahngesellschaft, StEG)が南東部帝国鉄道を引き受けて、この路線は再び私設鉄道に属することとなった。一方、1856年に設立されたティサ鉄道会社(Tiszavidéki Vasút)は、1857年4月4日にツェグレード - ソルノク区間の買収についてStEGと合議して、その区間はティサ鉄道会社に属することとなった[3]

運行形態[4]

特急(IC)

下記2系統が運行されている。

  • ブダペスト西駅 - ソルノク - ニーレジハーザ方面
    1時間に1本の運行。詳細は100号線の項目を参照。
  • ブダペスト西駅 - ツェグレード - セゲド
    1時間に1本の運行。ツェグレード以南は140号線に直通する。
    ケーバーニャ - ケチケメート間ノンストップの列車は、2018年秋と2019年度(夏季除く)に運行していた。[5]

急行(S)

ブダペスト西駅 - ザーホニ間に、2時間に1本の運行。詳細は100号線の項目を参照。

特急(O)

  • ブダペスト西駅 → ツェグレード → セゲド
    年に片道1本のみの運行。ツェグレード以南は140号線に直通する。

特別快速(Ex)

  • ニーレジハーザ → ブダペスト西駅 【夏季を除く休日運行】
    休日のみ、片道1本の運行。停車駅は少なく、デブレツェン、ケーバーニャ・キシュペシュト、ズグローのみに停車する。
    2018年末に、普通列車「テレヴォナト」号として運行を開始したが、2019年夏・秋には運行していなかった。2020年末に、快速(Ex)に格上げされた。
  • テケルゲー号: タポルツァ - ケーバーニャ・キシュペシュト - ソルノク - ニーレジハーザ 【夏季運行】
    夏季限定の運行。一日あたり平日1往復、休日2往復の運行。ソルノク以東は休日も一日1往復の運行となる。ケーバーニャ以西は30号線に直通する。フェリヘジ、ツェグレード、ソルノクと、休日の増発便以外はアボニにも停車する。
    2020年以前は特急(O)として、平日・休日とも一日1往復の運行であった。
  • アラニパルト号: ケストヘイ - フェリヘジ - ソルノク - ニーレジハーザ 【夏季運行】
    夏季限定の運行。一日1往復の運行。ケーバーニャ以西は30号線に直通する。フェリヘジ、ツェグレード、アボニにも停車する。
    2019年以前は、ケーバーニャ・キシュペシュトを通過していた。
  • ナプフュルデー号: フォニョード - ケーバーニャ・キシュペシュト - ソルノク 【夏季の休日運行】
    夏季の休日限定の運行。一日1往復の運行。ケーバーニャ以西は30号線に直通する。フェリヘジ、ヴェチェーシュ、ユッレー、モノル、アルベルティルシャ、ツェグレード、アボニにも停車する。
    2019年は、ヴェチェーシュ、ユッレー、アルベルティルシャを通過していた。2020年以前は特急(O)として運行していた。
  • アラニヒード号: ケストヘイ - フェリヘジ - ツェグレード - セゲド 【夏季運行】
    夏季限定の運行。一日1往復の運行。ケーバーニャ以西は30号線に、ツェグレード以南は140号線に直通する。フェリヘジ、ツェグレードにも停車する。
    2018年以前は、休日のみ一日1往復の運行であった。

快速(G)

  • G43系統: ユッレー → ケーバーニャ・キシュペシュト → セーケシュフェヘールヴァール 【平日運行】
    一日あたり、朝に片道2本のみの運行。ユッレーとヴェチェーシュのみに停車する。ケーバーニャ以西は40号線に直通する。
    2019年夏に運行を開始した。
  • G50系統: ブダペスト西駅 - ソルノク 【平日運行】
    一日あたり、朝にブダペスト行が2本、夕方にソルノク行が1本運行している。金曜日はブダペスト行のみが運行する。
    過去の運行状況
    2017年以前は、ブダペスト西駅→ソルノク間に、片道のみ一日1本が運行していた。フェリヘジに停車していた他、モノル、モノリエルデー、ピリシュを通過していた。
    2017年末に、ピリシュへの停車を開始した。また2018年の夏季は木曜日のみの運行であった。
    2019年夏以降、現在の停車駅となり、一日1.5往復に増発された。

中距離快速(S)

  • ブダペスト西駅 - ソルノク - デブレツェン
    一日3往復(休日2往復)の運行。早朝にブダペスト行、深夜にデブレツェン行が運行される。
    2019年春以前は、一日2往復の運行であった。上下とも、モノル、ピリシュ、アルベルティルシャに停車していた他、ブダペスト方面行はモノル以南各駅停車で、ケーバーニャ下駅にも停車していた。2019年夏・秋は一日3往復(休日2往復)運行していたが、フェリヘジ - ツェグレード間ノンストップであった。2019年末より、一部に限りモノル、ピリシュ、アルベルティルシャ停車が復活した。

中距離普通

  • ブダペスト - ツェグレード - ケチケメート/セゲド
    一日あたり、朝にブダペスト行が4本(休日2本)、深夜にケチケメート行が1本運行する。朝は、毎日運行の2本が特急(IC)と、平日運行の2本が快速(G50)とそれぞれ同じ停車駅。深夜の南行はモノル以南各駅に停車する。
    2018年末に、ブダペスト行2本、ケチケメート行1本で運行を開始した。朝の北行2本は、快速(Z50)と同じ停車駅であった。2018年夏以降、現在の運行形態となった。
  • 過去の運行状況
    2018年末に、ブダペスト行2本、ケチケメート行1本で運行を開始した。朝の北行2本は、快速(Z50)と同じ停車駅であった。ケチケメート行は、各駅に停車していた。
    2019年夏に、朝のブダペスト行が4本(休日2本)に増発された。停車駅は、毎日運行の2本が特急(IC)と、平日運行の2本が快速(G50)と同じ停車駅となった。
    2019年末に、深夜のケチケメート行が、快速(Z50)と同じ停車駅となった。

  • ブダペスト西駅 - ソルノク - ニーレジハーザ
    一日1往復の運行。早朝にニーレジハーザ行、深夜にブダペスト行が運行される。深夜のブダペスト行のみ、各駅に停車する。
    2019年春以前は、近郊列車扱いで(S51系統)、全て各駅停車であった。2019年夏以降1.5往復の運行となり、早朝の南行片道1本のみ快速(Z50)相当の停車駅となった。2020年末に中距離普通の扱いとなり、再び一日1往復に減便された。
  • ツェグレード - ソルノク - ニーレジハーザ
    平日2時間に1本、休日は朝・夜間中心の運行。詳細は100号線の項目を参照。

快速(Z50)

ブダペスト西駅 - ツェグレード間に、一時間に1本の運行。平日午後は増発され、一部はソルノクまで運行される。

普通

  • ブダペスト西駅 → ツェグレード → セゲド (S20系統)
    早朝に片道1本のみの運行。
  • S36系統: ユッレー → ケーバーニャ・キシュペシュト → マルトンヴァーシャール/カーポルナーシュニェーク 【平日運行】
    早朝に片道2本のみの運行。ケーバーニャ以西は30号線に直通する。ユッレー - ケーバーニャ・キシュペシュト間は、途中ヴェチェーシュにしか停車しない。
    2019年夏に運行を開始した。
  • ブダペスト西駅 - モノル (-ソルノク) (S50系統)
    平日30分間隔、休日一時間に1本の運行。モノル以南のローカル輸送は快速(Z50)が担っており、普通は早朝・夜間中心の運行となる。

過去の運行種別

  • 特急(O)
    • ブダペスト西駅 → ツェグレード → セゲド
      2020年以前、年に片道1本のみ運行していた。ツェグレード以南は140号線に直通していた。


駅一覧

以下では、ブダペスト - ツェグレード - ソルノク線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • IC:特急
    • O:特急
    • S:区間特急
    • Ex:特別快速
    • G:快速(ブダペスト近郊)
    • S:快速(中距離列車)
    • O:普通(中距離列車)
    • Z:快速(ブダペスト近郊)
    • Sz:普通(ブダペスト近郊)
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • 印:大部分通過、一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ IC S O Ex G S O Z Sz 接続路線 所在地
100 ブダペスト西駅   0.0  

2号線(エステルゴム方面)
70号線(ヴァーツ方面)、71号線(ヴェレシェジハーズ方面)
ブダペスト地下鉄3号線(フェレンツ門方面、ウーイペシュト方面)

ブダペスト市
ズグロー駅 4.2 4.2    
ケーバーニャ下駅 3.7 7.9    
ケーバーニャ・キシュペシュト駅 2.7 10.6

30号線(マルトンヴァーシャール方面)、142号線(ラヨシュミジェ方面)
ブダペスト地下鉄3号線(フェレンツ門方面)

ペシュトセントレーリンツ駅 2.7 13.3  
セメレテレプ駅 2.7 16.0  
フェリヘジ駅 1.3 17.3  
ヴェチェーシュ駅 3.9 21.2   ペシュト県 モノル郡
ヴェチェーシュ・ケルテカヤ駅 1.5 22.7  
ユッレー駅 6.4 29.1  
ホッスーベレク・ペーテリ駅 3.8 32.9  
モノル駅 4.5 37.4  
モノリエルデー駅 6.4 43.8  
ピリシュ駅 4.3 48.1  
アルベルティルシャ駅 7.1 55.2   ツェグレード郡
ツェグレードベルツェル駅 4.8 60.0  
ツェグレードベルツェル・チェレー駅 2.2 62.2  
ブダイ・ウート駅 4.2 66.4  
ツェグレード駅 6.2 72.6 140号線(セゲド方面)
アボニ駅 16.0 88.6    
ソルノク駅 12.6 101.2  

ニーレジハーザ方面
82号線(ハトヴァン方面)
120号線(ブラショフ方面、ナジカータ方面)
130号線(センテシュ方面)、145号線(ケチケメート方面)

ヤース・ナジクン・ソルノク県 ソルノク郡

参考文献

  • Richard Heinerdorf (1975) (ドイツ語). Die k. und k. privilegierten Eisenbahnen der österreichisch-ungarischen Monarchie 1828-1918. Wien u. a.: Molden. ISBN 3-217-00571-6 
  • Hermann Strach (1898) (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen der Österreich-Ungarns von den ersten Anfängen bis zum Jahr 1867. Geschichte der Eisenbahene der Österreichisch-Ungarischen Manarchie. Band 1.1. Wien / Teschen / Leipzig: Karl Prochaska. pp. 73~503. https://archive.org/details/geschichtedereis11aust/page/n7/mode/2up 

外部リンク

出典

  1. ^ Strach In:Geschichte der Eisenbahnene der Österreichisch-Ungarischen Monarchie. Band. 1.1. 1898, p. 206
  2. ^ (ドイツ語) 272. Erlaß des Ministeriums für Handel Gewerbe und öffentliche Bauten vom 30. Mai 1850. Reichs-Gesetz- und Regierungsblatt für das Kaisertum Österreich. Jahrgang 1850, Dritter Teil. Wien: Kaiserlich-Königliche Hof- und Staatsdruckerei. (1850). p. 1231. https://alex.onb.ac.at/cgi-content/alex?aid=rgb&datum=18500004&seite=00001231 
  3. ^ Strach In:Geschichte der Eisenbahnene der Österreichisch-Ungarischen Monarchie. Band. 1.1. 1898, p. 388
  4. ^ 2016-2017. évi menetrend (ハンガリー語)
  5. ^ 2018-2019. évi 3. számú módosítás - Érvényes: 2019. augusztus 26-tól.