パリ交通公団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。119.171.132.79 (会話) による 2014年4月14日 (月) 12:12個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

RATP本社
パリメトロ
路線バス

パリ交通公団Régie Autonome des Transports Parisiens、略称RATP)は、フランスの首都パリとその周辺部の公共交通機関を運営する事業者である。パリ地域の交通に関する独立機関STIF(イル=ド=フランス交通連合)の下にあって、メトロRER路線バス網、3路線のトラムモンマルトルケーブルカーの運営を行っている。

概要

RATPは1948年3月21日に、それまでパリメトロを運営していたCMP(パリ都市鉄道会社)と、パリ地域で路線バスを運営していたSTCRP(パリ地域公共交通会社)の資産を統合する形で発足した。

CMPは1930年Société du Chemin de Fer Électrique Nord-Sud de Paris(パリ南北電気鉄道会社)を、1937年に現在はRER B線となっているソー線を合併している。

STCRPは1921年1月1日に設立され、パリの路面電車路線バスを運営していたが、RATPになる頃には全ての路面電車は路線バスに取って代わられた。

現在、RATPは様々な交通機関を運営する事業者となっている。ドイツイタリアアメリカ合衆国の事業者とも関係を持ち、鉄道やバスの運行と車両のメンテナンスも行っている。また、ノクティリアン(Noctilien)と呼ばれる深夜バスの運行もパリやイル=ド=フランス地域圏で行っている。

ちなみにRATPのロゴは、上を見上げている女性の顔とイル=ド=フランス地域を蛇行しているセーヌ川を表したものである。

外部リンク