トゥールーズ・マタビオ駅

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駅舎全景

トゥールーズ・マタビオ駅 (トゥールーズ・マタビオえき、Gare de Toulouse-Matabiau)はフランス南部、トゥールーズの中心駅である。TGV大西洋線の起点で、ボルドーを経由してパリと5時間で結ばれている。

発着路線

歴史

19世紀前半、トゥールーズは産業革命で出遅れており、鉄道が開通したのはフランス国内では遅い方であった。ボルドーからセットに行くにはボルドーからトゥールーズまで18時間駅馬車に乗り、トゥールーズからセットまで28時間ミディ運河を利用するのが一般的だった。1853年南フランス鉄道が設立され、1857年アジャンからトゥールーズまでの路線が開通したことでボルドーからセットまで鉄道で繋がった。

マタビオ駅の駅舎は1903年から1905年の間に建てかえられたものである。駅が建てられた地区の名前をとってマタビオと名付けられた。マタビオとは「雄牛を殺す」という意味である。駅舎の設計はトゥドワールが担当し、サントンジュ産の石で建設された。ボルドーからセットまでの26の主なコミューンの紋章が建物正面に刻まれている。

1938年、南フランス鉄道は他の4つの鉄道とともに統合されてフランス国鉄になった。

将来

  • ボルドー・トゥールーズ間の高速線「LGV」が完成するとボルドーとは1時間で、パリとは3時間で、リールとは5時間で結ばれる予定。
  • トゥールーズ・ナルボンヌ間にもLGVの計画がある。完成しLGVニーム・ペルピニャン線とつながるとモンペリエまで1時間、マルセイユバルセロナまで1時間45分、リヨンまで2時間15分で結ばれる予定。