クラリティスカイ
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
クラリティスカイ | |
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2015年皐月賞 | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 2012年3月7日 |
死没 | (現役競走馬) |
父 | クロフネ |
母 | タイキクラリティ |
母の父 | スペシャルウィーク |
生国 | 日本(北海道新冠町) |
生産者 | パカパカファーム |
馬主 | 杉山忠国 |
調教師 | 友道康夫(栗東) |
競走成績 |
クラリティスカイ(Clarity Sky)は日本の競走馬[1]。2015年のNHKマイルカップに優勝した。
出自
クラリティスカイは2012年に北海道の新冠町にあるパカパカファームで生まれたサラブレッドである[1]。
1996年にアメリカ合衆国生まれの外国産馬のタイキフォーチュンが、創設初年度のNHKマイルカップを勝った。この競走は、中央競馬では初めて、最初から外国産の3歳馬が春に出走できるGI競走として創設されたものだったが、実際にその初年度からタイキフォーチュンが優勝したことで、タイキフォーチュンの父、母、姉妹が続々と日本に輸入されることになった。クラリティスカイの祖母タイキダイヤもそうやって日本へ輸入された牝馬で、タイキフォーチュンの半妹にあたる。タイキダイヤはアメリカ生まれの外国産馬として1999年にクリスタルカップを勝った。さらに、半弟のタイキリオンも日本に輸入され、2002年にニュージーランドトロフィーに勝っており、3歳春の短距離戦で実績を残してきた母系である。[2][3][4][5]
いずれもアメリカ産の外国産馬という扱いだが、生産者は日本の大樹ファームがアメリカで開設した現地法人のタイキファーム(Taiki Farm)である。[3][4][5]
戦績
クラリティスカイは中央競馬で2014年に、新設重賞のいちょうステークスをレコード勝ちしたあと[2]、阪神競馬場の朝日杯フューチュリティステークスに出走して3着になった[2]。翌年、皐月賞では人気がなかったが、途中から先頭を奪って逃げ、5着になった[2]。日本ダービーは相手関係から無理とあきらめ、NHKマイルカップに出走した[2]。
この競走ではこれといった本命馬がおらず、1番人気(4.3倍)から5番人気(7.2倍)までが差がなく並ぶ倍率になった[6]。クラリティスカイは先行集団の内側に入り、直線でも容易に進路が開いて抜け出し、1馬身差をつけて優勝した[6]。騎手の横山典弘はゴール後のコメントで「道中、かかってしまってしんどかったけど、最後はよく頑張ってくれた」と述べた[6]。皐月賞出走馬がNHKマイルカップを制するのは20回目の開催にして初めてのことだった[6]。父のクロフネは2001年にこの競走を勝っており父子制覇となったほか、前述のとおり母系もこの競走に縁があるファミリーで、「血統のつながりを感じさせる結果[6]」となった[6]。
評価
2014年(2歳時)は、111ポイントのレーティングを与えられ、この世代の2歳馬の中では4番手の評価が与えられた[7]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c JBIS クラリティスカイ 基本情報2015年5月13日閲覧。
- ^ a b c d e 『週刊競馬ブック』第53巻19号p2-22「NHKマイルカップ」
- ^ a b JBIS タイキフォーチュン(USA) 基本情報2015年5月13日閲覧。
- ^ a b JBIS タイキダイヤ(USA) 基本情報2015年5月13日閲覧。
- ^ a b JBIS タイキリオン(USA) 基本情報2015年5月13日閲覧。
- ^ a b c d e f 『週刊競馬ブック』第53巻20号,2015,p1,156-157,194「NHKマイルカップ」
- ^ JRA サラブレッドランキング 2014年 2歳馬部門2015年5月13日閲覧。
参考文献
- 『週刊競馬ブック』,株式会社競馬ブック
- 第53巻19号,2015,p2-22「NHKマイルカップ」
- 第53巻20号,2015,p1,156-157「NHKマイルカップ」
- クラリティスカイ - netkeiba.com