キャメロンハイランド
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(キャメロン高原から転送)
キャメロンハイランド(マレー語: Tanah Tinggi Cameron)は、マレーシア、イポーの北約20km、クアラルンプールの北約150kmパハン州にある高原リゾート。標高が1,500mを超えるため、年間を通じて気温が20℃前後と涼しい。 タイのシルク王として知られたジム・トンプソンが謎の失踪をとげた場所としても有名で、彼が滞在した「ムーンライト・バンガロー」は丘の上に現存する[1]。
概要
[編集]英国統治時代の国土調査官、ウィリアム・キャメロンによって1885年によって開発され、その名から命名された。英国植民地時代より、丘陵を利用した茶葉生産が盛んである。現在でもマレーシア最大の茶葉生産地域であり、高原野菜などの生産も非常に盛んである。近年では年金生活者を中心として、日本人の長期滞在者も増えており、彼ら向けのコンドミニアムの建設も盛んである。街のレストランや、喫茶店、インターネットカフェなどでは、多くの日本語併記を見かける。
気候
[編集]熱帯に位置するマレーシアのなかでも標高が高く、1年を通して冷涼な気候である。最高気温はおおむね25℃を下回る。降水量は多く、明瞭な乾季は見られない。
キャメロンハイランドの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 21.4 (70.5) |
22.3 (72.1) |
23.0 (73.4) |
23.3 (73.9) |
23.2 (73.8) |
22.8 (73) |
22.3 (72.1) |
22.0 (71.6) |
21.9 (71.4) |
21.8 (71.2) |
21.7 (71.1) |
21.1 (70) |
22.2 (72) |
平均最低気温 °C (°F) | 14.6 (58.3) |
14.6 (58.3) |
15.2 (59.4) |
15.8 (60.4) |
16.1 (61) |
15.6 (60.1) |
15.2 (59.4) |
15.3 (59.5) |
15.3 (59.5) |
15.3 (59.5) |
15.3 (59.5) |
14.9 (58.8) |
15.3 (59.5) |
雨量 mm (inch) | 95.3 (3.752) |
144.0 (5.669) |
220.6 (8.685) |
257.5 (10.138) |
273.5 (10.768) |
174.4 (6.866) |
173.2 (6.819) |
229.5 (9.035) |
278.4 (10.961) |
373.0 (14.685) |
316.8 (12.472) |
209.8 (8.26) |
2,746 (108.11) |
平均降雨日数 (≥1.0 mm) | 11 | 11 | 16 | 17 | 18 | 13 | 14 | 16 | 20 | 23 | 21 | 17 | 197 |
出典:World Meteorological Organization[2] |
交通
[編集]クアラルンプールとイポーからのバスが、タナ・ラータにあるバスターミナルから発着する。
- クアラルンプールのプドゥラヤ・バスターミナルから高速バスで約4~5時間。
- イポーから高速バスで約2時間。
宿泊
[編集]- エクアトリアル・キャメロンハイランド
- キャメロンハイランドリゾート
- スモークハウスホテル
- ヘリテイジホテル
- ストロベリーパーク
- ファーザーズ・ゲストハウス
観光
[編集]- ボー・ティー・ガーデン
- ストロベリーファーム
- バタフライファーム
- カクタスバレー
- 三宝寺(SAN POH TEMPLE) (松本清張の小説「熱い絹」の大詰めの舞台となった場所)
- 原住民村
- ブリンチャン山
脚注
[編集]- ^ The Disappearance of Jim Thompson The Jim Thompson Cottage
- ^ “World Weather Information Service — Cameron Highlands”. World Meteorological Organization. May 6, 2014閲覧。