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オフィアコドン
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地質時代
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ペルム紀前期
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分類
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学名
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Ophiacodon Marsh, 1878
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種
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- O. grandis
- O. hilli
- O. major
- O. mirus
- O. navajovicus
- O. retroversus
- O. uniformis
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オフィアコドン (Ophiacodon ) は、約2億7,500万年前の古生代ペルム紀前期の北アメリカに生息した単弓類。単弓綱・盤竜目・真盤竜亜目・オフィアコドン科。学名は「ヘビの歯」の意。
特徴
2m〜3.6m程の大型の盤竜類。沼沢地に生息していたとされる。高く細長い頭蓋骨と円錐形の鋭い歯を持ち、両生類や魚などを捕食していたともいわれる。
魚食に適した頭部や、大腿骨の研究結果から、基本的に水辺に生息していたと考えられている。だが脊椎の可動性が低いことや尻尾が短く貧弱であることから、現在のワニ類やオオトカゲ類ほど泳ぎが得意ではなかったと推測される。(おそらくは足のつく浅い場所を主な住処として魚類や両生類を待ち伏せしていたと考えられる。)
また、オフィアコドンを含む盤竜類は基本的に陸棲と推測されており、オフィアコドンが半水棲なのは例外的とされている。
ただし、椎骨や大腿骨の構造からオフィアコドンは陸棲であるとする研究もある[1][2]。
参考文献
^ Felice, Ryan N.; Angielczyk, Kenneth D. (2014), Kammerer, Christian F.; Angielczyk, Kenneth D., eds. (英語), Was Ophiacodon (Synapsida, Eupelycosauria) a Swimmer? A Test Using Vertebral Dimensions, Springer Netherlands, pp. 25–51, doi:10.1007/978-94-007-6841-3_3, ISBN 978-94-007-6841-3, https://doi.org/10.1007/978-94-007-6841-3_3 2022年4月26日閲覧。
^ Laurin, Michel; de Buffrénil, Vivian (2016-01-01). “Microstructural features of the femur in early ophiacodontids: A reappraisal of ancestral habitat use and lifestyle of amniotes” (英語). Comptes Rendus Palevol 15 (1): 115–127. doi:10.1016/j.crpv.2015.01.001. ISSN 1631-0683. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1631068315000093.
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