アンドレア・リカータ

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アンドレア・リカータAndrea Licata)はイタリア指揮者

略歴[編集]

シチリア島パレルモに生まれ、同地のヴィンチェンツォ・ベッリーニ音楽院でフランコ・フェラーラに、次いでローマサンタ・チェチーリア音楽院アリーゴ・ペリッチャに学ぶ。1987年にフィレンツェコムナーレ劇場(フィレンツェ市立劇場)でデビュー。1989年には、作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェが新しい音楽の創造・普及のためにトスカーナ州モンテプルチアーノに開設した工房、カンティエレ・インテルナツィオナーレ・ダルテ(Cantiere Internazionale d´Arte)に招かれた。1991年から1994年までカターニアのマッシモ・ベッリーニ歌劇場の音楽監督をつとめる。1992年に「ラ・ジョコンダ」をローマ歌劇場、「アイーダ」を第2回カラカラ浴場オペラフェスティバルで指揮、1996年には「トスカ」をボルティモア歌劇場で指揮し、アメリカでのデビューを飾る。近年はオーストラリアニュージーランドバリ島などにも活動の場を拡げ、2009年にはオーストラリア・オペラで「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」を指揮している。

脚注[編集]