アナザーコード: R 記憶の扉
ジャンル | アドベンチャー |
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対応機種 | Wii |
開発元 | シング |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | Wii用12cm光ディスク |
発売日 |
2009年2月5日 2009年6月26日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
『アナザーコード:R 記憶の扉』(アナザーコード アール きおくのとびら)は、2009年2月5日に任天堂から発売されたWii用ゲームソフト。ジャンルはアドベンチャーゲーム。
概要
2005年に発売されたニンテンドーDS用ソフト『アナザーコード 2つの記憶』の続編で、『2つの記憶』の3年後が舞台となっている。前作『2つの記憶』でも主人公を務めた少女・アシュレイが、父親・リチャードにキャンプ場に呼び出され、そのキャンプ場を回るうちに亡き母親・サヨコの記憶が蘇っていき、その謎に迫っていく物語である。
前作はDSのタッチペンなどの機能を利用した謎解きや仕掛けがあったが、今作ではWiiリモコンを利用した謎解きや仕掛けが盛り込まれている。今作では前作と異なりほぼ3D画面となっているが、基本的なシステムなどの部分は前作を踏襲している。そのためキャラクターボイスは収録されていない。
ストーリー
前作『アナザーコード 2つの記憶』にて父親・リチャードと再会したアシュレイ。それから3年の時が経った、アシュレイ・16歳の8月。新たに勤め始めた研究所で多忙を極め、半年も家に帰っていない父に、アシュレイは溝を感じるようになっていた。そんなある日、リチャードに呼び出され、アシュレイは「ジュリエット・レイク」の湖畔にあるキャンプ場に赴くことになる。そのキャンプ場で、アシュレイは幼い頃の母の記憶に触れ、その謎に迫っていくことになる。
登場人物
- アシュレイ・ミズキ・ロビンズ
- 本作の主人公。前作では13歳だったが、今作では16歳になっている。将来の夢はミュージシャンであり、ギターを扱っている。父親であるリチャードとの間に溝を感じている。学校では同級生の男子をヴォーカルとした2人組のバンドを組んでいる。
- また、父の教えで個人の携帯電話を持っていない。キャンプ場に着いてすぐバッグを引っ手繰られるという幸先の悪いスタートを切ることになる。バッグの行方を追ううちに家出少年のマシューと遭遇し、以降彼の父親捜しを手伝うことになる。
- リチャード・ロビンズ
- アシュレイの父親。アシュレイをキャンプ場に呼び出す。「JCヴァレー」の研究所に勤務している科学者で、忙しさからアシュレイとは半年以上会えていない。作中長らく疎遠だったアシュレイと休日を利用してキャンプで交流するプランを立てていたが、アシュレイのバッグの盗難やマシューの捜索、研究所のトラブルなど休日で非番にも関わらず振り回されることとなる。
- ジェシカ・ロビンズ
- リチャードの妹。アシュレイの育ての母で、今もアシュレイと暮らしている。アシュレイの一番の理解者。キャンプ場には来ていないため、主な出番は電話やメール、回想のみ。
- マシュー・クルーソー
- ジュリエット・レイクで出会った家出少年。13歳。5年前に行方不明になった父親を探している。アシュレイと共に行動する機会が多く、彼も物語中に過去の記憶を思い出していく。将来の夢は科学者で作中科学本を速読で内容を理解するなどその気質を見せる。
- ダン・マックスウェル
- ジュリエット・レイクの森林警備隊員。湖畔の自然を守るためパトロールをしており、家出少年のマシューの捜索もしている。
- エリザベス・アルフレッド
- JCヴァレーの所長の16歳の娘。わがままだが父親思いの女の子。4年前に両親が離婚しておりそのことで悩んでいる。大学生とバンドを組んでおり同じミュージシャンの夢を持つアシュレイをライバル視している。昔、プリンセスという名前の犬を飼っていた。
- お嬢様故潔癖で野宿生活をしているマシューを「汚い」「生意気」という理由で嫌っている。
- ライアン・グレイ
- JCヴァレーの研究者。10代で科学者の道へ進んだ落ち着いた雰囲気の青年。あまり他人との交流に積極的ではなく研究所のスタッフも彼に関して知らないことが多い。記憶に関する脳科学に精通しており、アシュレイの記憶について助言をする。またサヨコと面識があり、真意は不明だが、過去に対面した際のサヨコの心情をアシュレイの記憶を通じて把握しようとしている。
- サヨコ・ロビンズ
- アシュレイが3歳の時に亡くなった、アシュレイの母親。黒い瞳をした日本人。今作では、アシュレイの幼い頃の記憶で度々登場する。
関連ソフト
- アナザーコード 2つの記憶 - 前作。
- ウィッシュルーム 天使の記憶 - 同一スタッフによるアドベンチャーゲーム。