アカエイ星雲

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アカエイ星雲
ハッブル宇宙望遠鏡から見たアカエイ星雲 (提供: M. ボブロスキーおよびNASA)
ハッブル宇宙望遠鏡から見たアカエイ星雲
(提供: M. ボブロスキーおよびNASA)
星座 さいだん座
見かけの等級 (mv) 10.75[1]
視直径 1″.6[2]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  17h 16m 21.071s[1]
赤緯 (Dec, δ) −59° 29′ 23.64″[1]
距離 18 kly (5.6 kpc)[2]
絶対等級 (MV) -3.0[a]
物理的性質
半径 0.08 ly[2]
他のカタログでの名称
PN G331.3-12.1,[1]
Hen 3-1357[1]
Template (ノート 解説) ■Project

アカエイ星雲[3]Stingray Nebula )は、既知の最も若い惑星状星雲である(Gry 2002)。さいだん座の方角にある。

カール・ゴードン・ヘンアイズ英語版は、1967年にアカエイ星雲をAまたはB型のHα線放出星と分類した。1971年にはプレ惑星状星雲だと観測された。1989年にIUEの観測によって惑星状星雲であることが発見された(Parthasarathy et al. 1993) (Gry 2002)。Parthasarathyらは、この出来事によって放出された光は約18,000年を旅して、1975年以降、おそらくは1987年に地球に届いたのだろうと結論付けた(Parthasarathy 2000)。

惑星状星雲の核

1995年、惑星状星雲の核が、1987年から1995年の間に3度に渡って消えかかった白色矮星であると観測された。惑星状星雲の核は太陽質量の約0.6倍と推定され、0.3秒離れたところに伴星が観測された。星雲の質量は太陽質量の0.015倍と推定された。

光度は、太陽光度の3000倍と推定されている(Parthasarathy 2000)。

脚注

  1. ^ a b c d e Results for Stingray Nebula”. SIMBAD. 2007年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c Parthasarathy 2000
  3. ^ ハッブル宇宙望遠鏡によるビジュアル宇宙図鑑 誠文堂新光社 88p ISBN 9784416210161

参考文献

外部リンク

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