アイゲート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ネイ (会話 | 投稿記録) による 2019年1月4日 (金) 08:15個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (出典修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

アイゲートコーポレーション
IGATE Corporation
種類 子会社
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ブリッジウォーター英語版、アメリカ合衆国
設立 1996年[1]
業種 IT サービス, BPO
事業内容 IT と アウトソーシングサービス
代表者 アショク・ベムリ英語版 (CEO)[2]
売上高 増加 12億ドル (2014年)[3]
従業員数 31,453 (2015年3月)
主要子会社 IGATE Technologies Inc.
IGATE Global Solutions Ltd.
IGATE Computer Systems Limited.
テンプレートを表示

アイゲート(IGATE) は、アイゲートコーポレーションとその子会社のブランド名。 アイゲートコーポレーションはブリッジウォーター英語版に本社を置くITサービス企業であった。アイゲートは北米、欧州、日本、オーストラリアで事業を展開し、テクノロジーに関するコンサルティングとサービスを提供していた。売上高(2014)は12億ドルを超え、3.1万人以上の社員を持ち。北米、欧州、アジア、オーストラリアに70以上のオフィスとカスタマー・デリバリー・センターを持っていた。2015年4月27日、フランスのキャップジェミニがアイゲート買収を発表[4]、同年7月に完了した[5]

沿革

2011年、アイゲートは、当時の規模が自社の3倍もあるパトニ・コンピューター・システムズを買収[6]。これは約10億ドルという、IT部門では最大の借入資本を利用した買収であった[7]。アメリカの株主価値の統一とインドの証券取引所からのパトニの上場廃止を含め、すべての買収完了まで12ヶ月以上を要した[8]。アイゲートは、一度、アイゲートパトニに社名変更し、2012年5月7日に再び社名をアイゲートに戻した。「IGTE」としてニューヨーク株式市場に上場していた。

所在地

営業拠点の所在地は、次のとおり。アメリカ、オーストラリア、ベルギー、カナダ、中国、インド、メキシコ、マレーシア、シンガポール、イギリス、ドイツ、日本、スイス、南アフリカ、スウェーデン。

カスタマー・デリバリーセンターの所在地は、次のとおり。ペンサコーラ (フロリダ州)エルパソ (テキサス州)スターリング(バージニア)英語版(アメリカ)、グアダラハラ(メキシコ)、ミシサガ (オンタリオ州)(カナダ)、ストックホルム(スウェーデン)、ロンドン(UK)、バララト(オーストラリア)、蘇州(中国)、ムンバイバンガロールプネーチェンナイハイデラバードノイダガンディーナガル(インド)。アイゲートの教育研修施設である企業内大学の所在地は、プネー。

アイゲート(パト二)ナレッジパークは、ナビムンバイ地域に設置され、敷地面積50エーカー(20万平米)、1万7千名収容可能である。[9] ソフトウェア開発、トレーニング、カスタマーケア、従業員研修などの施設を備えている。

アイゲート・ナレッジセンター[10] は、17億5千万ルピーの投資で開設され、エネルギー、水、天然資源の有効活用と保全など、企業の環境問題への取組を示している。センターは、環境にやさしい建築手法で開発され、敷地面積5エーカー(2万平米)、3500名以上収容可能である。 施設は、新しい建造物に対するLEED(エネルギーと環境デザイン英語版)インドグリーン建築基準のガイドラインに則り設計、建築されている[11]

受賞

  • 米国フォーチュンの“100 Fastest Growing Companies list(最も急成長している企業100社)”(2014)の第51位 [12]
  • “VCCircle Award “(2014)受賞[13] -Best PE/VC backed IT Company 部門

子会社

アイゲート グローバル ソリューションズ リミテッド

アイゲート グローバル ソリューションズ リミテッド
IGATE Global Solutions Ltd
種類 株式会社
本社所在地 インドの旗 インド
バンガロール、インド
本店所在地 プネー、インド
設立 1956
業種 情報・通信業
外部リンク http://www.igate.com/igate-global-solutions-limited
テンプレートを表示

アイゲート グローバル ソリューションズ リミテッド(IGSL)は、アイゲートコーポレーションの子会社で、本社をバンガロール(インド)に置く。1956年のインド会社法に従って公開有限責任会社として法人化された。

カスタマイズ/パッケージ・アプリケーション開発、アプリケーションメンテナンスアウトソーシング、アプリケーションリエンジニアリングビジネスインテリジェンスサービスを提供。

インド各地(バンガロール、チェンナイ、プネー、ムンバイ、ハイデラバード)にあるオフショア開発センターを利用してサービス提供を行う。

IGSLの主な営業拠点は次の通りであった。アメリカ、カナダ、イギリス、シンガポール、マレーシア、日本、オーストラリア、ベルギー、オランダ、ドイツ、スウェーデン。 IGSLは2008年にインド株式市場から上場廃止している。

日本における活動

日本支社は、アイゲート グローバル ソリューションズ リミテッド(旧:マスコットシステムズリミテッド)に属し、1996年に設立・サービス提供を開始した。現在はキャップジェミニの傘下企業となっている(ウェブサイトはキャップジェミニと統合されている)。

提供サービス

以下のサービスを提供している。 日本においては、プロダクト・エンジニアリング・サービス提供の割合が大きく、サービス提供先の主な業界は、 医療機器、自動車、産業オートメーション、家電業界である。

  • ITアウトソーシング
  • プロダクト・エンジニアリング・サービス

脚注

  1. ^ iGATE Corporation - Annual Report” (英語). igate.com. 2013年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月4日閲覧。
  2. ^ “iGate appoints Ashok Vemuri as president and CEO” (英語). The Economic Times. (2013年9月12日). http://articles.economictimes.indiatimes.com/2013-09-12/news/42011774_1_igate-appoints-sunil-wadhwani-ceo-phaneesh-murthy 
  3. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月20日閲覧。
  4. ^ キャップジェミニ、アイゲートを40億ドルで買収”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2015年4月27日). 2016年11月15日閲覧。
  5. ^ キャップジェミニ、通期は94%増益”. NNA ASIA (2016年2月19日). 2016年11月15日閲覧。
  6. ^ iGate: The billion-dollar wannabe”. business today英語版 (2011年1月21日). 2015年4月3日閲覧。
  7. ^ Key M&A deals (iGate Corp - patni Computer Systems )”. IFIR (2012年8月1日). 2015年4月3日閲覧。
  8. ^ iGate:Phaneesh Murthy appointed CEO of Patni”. business today英語版 (2011年5月13日). 2015年4月3日閲覧。
  9. ^ Patni software park to seat 17,000”. Rediff.com. 2010年7月16日閲覧。
  10. ^ Greener Living. “GREEN SEZ IN NOIDA | Greener Living”. Greenerlivingonline.com. 2011年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年7月16日閲覧。
  11. ^ Patni Inaugurates Green IT-BPO Centre in Noida : Global Growth Investors”. General Atlantic. 2010年7月16日閲覧。
  12. ^ IGATE” (英語). Fortune. 2019年1月4日閲覧。
  13. ^ アーカイブされたコピー”. 2014年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月30日閲覧。