たかもちげん

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たかもち げん(本名:南波 省三1949年4月15日 - 2000年7月5日)は、日本の漫画家新潟県三島郡出雲崎町出身。

略歴[編集]

下積み期間が15年間と長く、望月三起也井上コオなど数多くの漫画家のアシスタントを経験。本名の南波省三名義で成人漫画を発表していた[1]

1980年『輪が跳ぶ』(『少年マガジン』増刊)にてメジャー誌へのデビューとなる。

デビューはジョージ秋山が原稿を落としたことによる代原[2]。その後もいくつかの打ち切りを経験している。若くして婚約しており、妻子(子供4人)を養うために相当苦労したと話した。その後は『週刊モーニング』に移った。

2000年7月5日、がんのため51歳で亡くなった。遺作となった『警察署長』は、アシスタントやぶうちゆうきに引き継がれた。

代表作に『祝福王』、『代打屋トーゴー』、『警察署長』など。 テレビドラマこちら本池上署」でのオープニングテーマでは、たかもちの作画が取り入れられている。

□□□で、音楽ライターの南波一海は子息[2]

作品リスト[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 吉田豪「続 聞き出す力」(日本文芸社)P.219
  2. ^ a b 吉田豪が〈PENGUIN DISC〉を立ち上げた南波一海に訊く、音楽ライターがいまアイドル・レーベルを始める理由”. Mikiki (2016年10月3日). 2016年10月3日閲覧。