あるスキャンダルについての覚え書き
『あるスキャンダルについての覚え書き』(あるスキャンダルについてのおぼえがき、Notes on a Scandal)は、ゾーイ・ヘラーによる小説作品。2003年にイギリスで刊行された。
概要
ベテラン教師バーバラが、教え子と性的な関係を持ち逮捕された親友で同僚の美術教師シバの事件に関する全容を書き綴った物語。ブッカー賞の候補にもなった。
アメリカ合衆国で起きたメアリー・ケイ・ルトーノーの事件がモデルになっている。
映画
あるスキャンダルの覚え書き | |
---|---|
Notes on a Scandal | |
監督 | リチャード・エアー |
脚本 | パトリック・マーバー |
製作 |
ロバート・フォックス アンドリュー・マクドナルド ほか |
製作総指揮 | レイモンド・モリス |
出演者 |
ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット ビル・ナイ |
音楽 | フィリップ・グラス |
撮影 | クリス・メンゲス |
編集 |
アントニア・ヴァン・ドリムレン ジョン・ブルーム |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 |
2006年12月25日 2007年2月2日 2007年6月9日 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 | £5,325,380 |
2006年、『あるスキャンダルの覚え書き』というタイトルで映画化された。
バーバラ役のジュディ・デンチとシバ役のケイト・ブランシェットはともに、偶然にも同時期にエリザベス1世を演じたことがあり、名女優2人の演技合戦が話題となった。ミニマル・ミュージックの旗手フィリップ・グラスが音楽を担当。
第79回アカデミー賞ではデンチとブランシェットを含む4部門にノミネートされた。
キャスト
- バーバラ・コヴェット:ジュディ・デンチ(日本語吹き替え:藤波京子)
- シーバ・ハート:ケイト・ブランシェット(藤本喜久子)
- リチャード・ハート:ビル・ナイ(佐々木敏)
- スティーヴン・コナリー:アンドリュー・シンプソン(内山昂輝)
- テッド:トム・ジョージソン
- サンディ:マイケル・マロニー
ストーリー
この節の加筆が望まれています。 |
主な受賞
- イヴニング・スタンダート英国映画賞
- 主演女優賞:ジュディ・デンチ
- ダラス・フォートワース映画批評家協会賞
- 助演女優賞:ケイト・ブランシェット
- フロリダ映画批評家協会賞
- 助演女優賞:ケイト・ブランシェット
- トロント映画批評家協会賞
- 助演女優賞:ケイト・ブランシェット
- バンクーバー映画批評家協会賞
- 助演女優賞:ケイト・ブランシェット
その他
レンタル版DVD特典として『Lの世界 (The L Word)』の第1話が収録されている。
外部リンク
- 映画公式サイト
- Official Website(英語)
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