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TAMALA2010 a punk cat in space

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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TAMALA2010 a punk cat in space』(タマラ 2010 ア パンク キャット イン スペース)は、日本のアニメ映画[1]。 当初は3部作(タマラが真の母を探すTAMALA IN ORION 、タルタの核心に迫ったTATLA)の第1部になるはずで、 TAMALA IN SPACEというタイトルのカラーテレビアニメ版も作られるはずだった。 しかし、これらの作品ができず、代わりに小原秀一監督・STUDIO 4℃制作[2] のアニメTAMALA ON PARADETAMALA'S "WILD PARTY" (いずれも2007年8月にリリースされた TAMALA ON PARADE に収録)

概要

このアニメはほぼ白黒で構成されていながら、3Dと2Dの両方を用いている。 トマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』のアニメ版ともいえる内容となっている[3] 。 キャッチコピーは「ファッキンな一日が始まりますね」。

あらすじ

1歳の誕生日を機に生みの母のいるオリオン座エデッサ星へ行くことにした猫・タマラ。しかし隕石の衝突により宇宙船が故障し、Q星に不時着してしまう。トラブルに動じることなく自由気ままに過ごすタマラだったが、彼女の存在によってQ星は急激に変貌を遂げていく。

登場人物

タマラ
声 - ハラシマアツコ
主人公である一歳の雌猫。4月19日生まれ。
アメリカンショートヘアーと日本猫のハーフ。タバコを必需品としており、誰に対してもタメ口で話す。口より先に手が出る、気に入らないものはすぐに壊してしまうといった破壊的で傍若無人な性格。

注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。



出生に秘密があり、何度殺されても生き返ってしまう不死身の存在であるため死ぬことが出来ない。年をとることもなく、一歳の誕生日を永遠に繰り返す宿命を背負っている。Catty&co.によって更生が必要と判断された星へ無意識に送り込まれ、殺されることでその星に破壊そして再生をもたらす。
ミケランジェロ
声 - 武田真治
Q星でタマラにナンパされ、ボーイフレンドとなった二歳の雄猫。優柔不断な性格。タマラに「モアモアちゃん」というあだ名で呼ばれている。
ケンタウロス
白バイ警官の格好をしたジャーマン・シェパード。サディスト。
ノミノス教授
声 -加藤武
CATTY & Co. の歴史を調べていた老学者。
ゾンビ・ネコ
声 - 加藤武
タトラ
-ベアトリス・ダル
別次元メグロ・シティに暮らす謎のロボット猫。タマラの夢に頻繁に現れる。
謎の郵便配達ネコ
声 -佐藤54-71
帽子にCATTY & Co. と書かれている。常にタマラの行動を監視している。
ねずみちゃんペネロペ
タマラによく似ている。ケンタウロスに飼われている。
にんげんのおかあさん
タマラの養母。大蛇を体に巻きつけながらテレビゲームばかりしている。タマラのことをタマと呼ぶ。

舞台

ネコ地球 MEGURO-CITY
Q星
ネコ地球にそっくりな惑星。物語中では政権が交代したばかりで治安が乱れている。タマラの出現により急激に変貌を遂げていくことになる。
ネコ銀河第3惑星

スタッフ

  • 音楽・監督:t.o.L ("trees of Life"の略称。 K. とkunoの2人組が行っている)[4]
  • キャラクターデザイン:t.o.L
  • 製作:キネティック

受賞歴

関連項目

脚注

  1. ^ Tatsumi, Takayuki (2006). Full Metal Apache. Duke University Press. p. 19. ISBN 0822337746 
  2. ^ http://www.cdjapan.co.jp/detailview.html?KEY=TBD-3049
  3. ^ http://uk.imdb.com/title/tt0374262/usercomments
  4. ^ http://www.tamala2010.com/tamala2010/english/english-f.htm

公式サイト