T.R.A.P.

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T.R.A.P.
ジャンル サスペンスサッカー漫画
漫画
作者 大和屋エコ
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
レーベル 少年サンデーコミックス
発表期間 2010年16号 - 2011年6月3日(クラブサンデー)
巻数 全6巻
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T.R.A.P.』(トラップ)は、大和屋エコによる日本漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)にて2010年16号から連載し、途中からクラブサンデー(同)に移籍して2011年6月3日まで連載された。話数のカウントは「第●話」。

概要[編集]

スポーツ漫画の新機軸を謳ったサスペンス漫画超能力を題材としているため、物語後半は超能力を利用した陰謀を巡るようになっている。

あらすじ[編集]

エースが死んだことで、活動休止状態の誘波高校サッカー部…終わらない悲しみ、たまるフラストレーション…そんな彼らの前に現れた不思議な少年。圧倒的なサッカースキル。すべてを見通しているかのようなパスセンス…天草海音…彼はいったい何者なのか…。[1]

用語[編集]

登場人物[編集]

天草 海音(あまくさ かいん)<FW> / ルシオ・メレンデス<本名>
誘波学院高校に転入してきた少年。身長155㎝。中学生だが、詩音が半強制的に転入させた。人の心の声を聞くことができる力を持つ。
過去の記憶が無く、唯一サッカーのみを体が覚えていた。圧倒的なサッカースキルを持ち、すべてを見通しているかのようなプレーを見せる。
現在は記憶を取り戻し、兄のアントニオ、アナと共に行動している。
五十嵐 朗(いがらし あきら)
誘波学院サッカー部MF
家族構成は父・母・弟(中2・サッカー部FW)血液型はO型。身長175㎝。
以前は真崎と共に国立を目指していたが、今は彼の死から立ち直れていない。海音の中に真崎を見ている。
竹本 孝介(たけもと こうすけ)
誘波学院サッカー部FW。
衰退したサッカー部をなんとか再興しようとしており、五十嵐とは衝突することが多い。海音を入部させ、再び部を盛り上げようとする。
前田 進之丞(まえだ しんのじょう)
誘波学院サッカー部GK
両親とは死別。血液型はB型。星座はてんびん座。身長は182㎝。
椿と双子で「NOIZ」という音楽ユニットを組んでいる。椿からは「進ちゃん」と呼ばれている。
前田 椿(まえだ つばき)
誘波学院サッカー部のマネージャー。
「雑音(心の声)」除けのためのヘッドホンを常に着用している。前田とは双子で音楽ユニットを組んでいる。
歌声に「雑音」を妨害する力を宿す。料理の腕はいまいち。
海音の力を知っており、自身も同じ力を持っている。
B型。てんびん座。身長は162㎝。
黒沢 遥(くろさわ はるか)
誘波学院サッカー部のマネージャー。
元々中学ではプレイヤーだったが、怪我が原因でマネージャーへと転向した。
天草 詩音(あまくさ しおん)
誘波高校の教師。
「海音の親戚」と言っていたが、実際は赤の他人で、海音を研究材料にするつもりだった。が、今では海音を守ろうとしている。高校で教師をする一方、大学では研究者の顔を持っている。
父親は医者であった。怪我をして病院につれてこられた海音を育てた。「海音」と名前を付けたのも詩音である。
真崎 秀臣(まさき ひでおみ)
誘波学院サッカー部に所属していた、超高校級プレイヤー。ユースからのオファーもあった。
有望視されていたサッカー選手であったが、2ヶ月前に事故死。それをきっかけに、誘波学院サッカー部は大きく衰退していった。
和田(わだ)
誘波学院の社会科教師。海音の能力を知っている。
かつて米軍に所属していた。脳の一部を麻痺させ、能力の使い方を忘れさせることが出来る。
現在は教師を辞め、海音たちの逃亡に協力している。
浅野(あさの)
北署の刑事。やる気ゼロ。
米軍の一員。
生川(おいかわ)
北署の刑事。やる気満々で、熱くなりやすい。浅野の後輩だが、手抜き捜査をする浅野を嫌っている。
現在、誘波学園の謎を追っている。
リオ・アルメイド
「組織」のボス。
海音の行方を追っている。
ロバート・J・ラウスマン
合衆国大統領。
能力者を欲しがっている。
アントニオ
海音の実の兄。
和田と同じように、記憶の一部を封じ込めることが出来る能力を持つ。
「組織(フロリスタ)」の一員だった。

脚注[編集]

  1. ^ 作品説明より引用。

外部リンク[編集]