Q-JOY
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Q-JOY(キュージョイ)は、バンダイベンダー事業部から発売されている箱型トレーディングフィギュアのブランド名である。ファンからの愛称は「たまらん」[1]。
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[編集] 解説
同一の形状の関節がむき出しという「プレイモビル」や「レゴ」のような旧世紀の玩具然とした造形が特徴。ブロック玩具のような構造のため、組み換えが容易であり、ピンキーストリートのように服パーツを交換することができる。ただし、上半身と下半身が分離できないものもあるため、ピンキーに比べてバリエーションの幅が狭い。
[編集] コンセプト
人気イラストレーターいとうのいぢのデザインしたキャラクター等をアクションフィギュア化するというコンセプトで、発売前から第3弾まで企画され新ブランドの立ち上げを強く意識している事がわかる。現在発売されているラインナップは第1弾が「涼宮ハルヒの憂鬱」、第2弾「シャナ&ななついろセレクション」、第3弾に「らき☆すた」となっている。第1弾の販売こそトラブル[2]で発売延期があったものの第2弾以降は予定通り発売され、バンダイの確かな生産力に裏付けされた製品であることが窺える。ブラインド販売で定価は840円とやや高額。第1弾キャッチフレーズは「あたしね、関節って結構重要なことだと思うのよね」。第2弾にはキャッチフレーズがなかった[3]が、再び第3弾で「可動はステータスだ」というモチーフ作品である「らき☆すた」の作品中に登場する台詞をもじったキャッチフレーズが採用された。
[編集] 関節と造型について
本製品は、全高13cmでありながら13箇所の関節を持つフルアクション仕様である。関節パーツはいわゆるボールジョイントではなく一軸可動の球状ジョイントを採用している。このジョイントには6個所のダボを有し、簡易クリック構造となっている。更にジョイント軸部分は2段絞り構造になっている。これらの構造は過去に同社が保有していた「ジョイントモデル」シリーズなどのノウハウを用いており[4]、過去の資産を有効に活用している点が特徴的である。また手首(と手首と取り替えるパーツ)のみ、関節パーツの片側のみを使用している。ジョイントの保持力は高く、可動範囲も一般的な可動フィギュアよりも広い。ただしその代償として、肩幅が広く、腕や脚が太くなっている。
元々バンダイは多くのアクションフィギュアを手がけてきた会社だが、美少女アニメのアクションフィギュアのノウハウは殆ど無いと言っていいほどで、それが足を引っ張る結果となったと言われている。また、頭部の造型に関しても元のキャラクターイラストとかけ離れているものが少なくなく、ユーザーの中には他のフィギュアから頭部を移植する者もいる。とはいえ、第3弾の顔の造型は第1弾と較べても多少元イラストに近づいている事から、改良を試みた模様である。
パッケージ内には組み立てに必要な数以上のジョイントパーツが用意されており、弱ったり破損してしまった場合の為の交換用というだけでなく、他の無可動フィギュアの改造へ転用することもできる利便性がある。
第1弾は猫コスチュームによる巨大な手足のおかげでポーズの自由度が高く、関節の保持力も高いため片足立ちも可能である。また、共通ジョイントを用いた組み換え遊びが可能であり、玩具として楽しめる要素もあった。そういった全体的なアンバランスさに絶妙な味があると、一部からカルト的な人気を得た。一部の店では箱買いするファンもいるらしい[5]。
[編集] 変更点
現在のところ造形についてはシリーズを通し、基本的に大きく変化する事はなかったが、第3弾は首の接合がボールジョイントとなっている。これによって首の保持力が上がると同時に、純正の頭部を容易に差し替える事が可能となった。純正の頭部は概ね元のモチーフから大幅にアレンジが施されており、ユーザの好みが分かれる一因でもあったため、頭部交換の容易化はメーカーがユーザーに対して配慮したとも考えられる。
また、第1弾では丸出しだったジョイントは第3弾ではある程度ジョイントが隠れる工夫がなされている。ただし、今度は逆に可動範囲が狭くなっている。
[編集] 脚注部
- ^ キーボードのかな入力で「qjoy」と打つと「たまらん」となることから定着した。ブラインド販売で840円という挑戦的な価格でありながら、お世辞にも元の絵に忠実であるとは言えない独特なプロポーションや造形、それらを見た購入者の心情にも由来している。
- ^ 販売店向けの延期告知やホビージャパン07年11月号等では、ジョイント部の不具合で延期と告知されている。
- ^ 異なる作品がそれぞれ2種類ラインナップに入っているためにキャッチフレーズを付けなかったといわれている。
- ^ ジョイント部のクリック構造はかつて販売されていた「宇宙大帝ゴッドシグマ」の合体仕様モデルの陸震王と海鳴王の肩部分の構造と酷似している。
- ^ ただし、定価で箱買いするという者は少ない。量販店等では持て余した在庫を原価割れの値段で処分するところも多く、セール価格になってから買う者が大多数であった。

