NOIR
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| ノワール(NOIR) | |
|---|---|
| アニメ | |
| 企画 | 佐々木史朗 |
| 監督 | 真下耕一 |
| キャラクターデザイン | 菊地洋子、芝美奈子、宮地聡子 |
| メカニックデザイン | 寺岡賢司 |
| 音楽 | 梶浦由記 |
| アニメーション制作 | ビィートレイン |
| 製作 | ビクターエンタテインメント |
| 放送局 | テレビ東京 |
| 放送期間 | 2001年4月5日 - 2001年9月27日 |
| 話数 | 全26話 |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
『NOIR』(ノワール)は2001年4月5日より同年9月27日までテレビ東京で放送されたテレビアニメ作品。全26話。フィルム・ノワールをイメージしており、そこから「ノワール」をとったといわれる。全編を通してやや暗いイメージで、また日本人にはなじみの薄い、宗教色が強い作品だが、美術・音楽的に人気が高く、現在でもファンが多い。昔からミュージッククリップ的なBGMと映像の使い方を提唱してきた真下耕一にとっての成功作であり、音楽を担当した梶浦由記にとっても世間にその名を知らしめる出世作となった。また、その成功を受けて、真下監督は美少女がガンアクションを繰り広げるという本作のコンセプトを受け継いだ『MADLAX』(2004年)・『エル・カザド』(2007年)を製作していくことになる。
少女、犯罪社会、殺し屋、ガンアクション、という設定の先輩格として、フィルム・ノワールの一作品であり'90年にフランス映画久々の世界的ヒットとなった「ニキータ」が存在する。
近未来を舞台としており、劇中より2009年頃から数年間の話と推測される[1]。
目次 |
[編集] ストーリー
パリで暗殺代行業を営むミレイユ・ブーケは、ある日、夕叢霧香と名乗る日本の女子高生から不思議なメールを受け取る。そのメールから流れてくるオルゴールの曲を耳にして、ミレイユは驚愕した。その音楽こそ、かつて家族が惨殺された日、殺害現場で流れていた曲だったからである。ミレイユは霧香にオルゴールの曲について尋ねるために日本へと飛ぶが、霧香は過去の記憶を失っていた。そして、記憶を失いながらも、霧香が類まれなる戦闘能力を有していることを目の当たりにしたミレイユは、霧香をパリへと連れて行き、2人で暗殺ユニット「NOIR」を結成する。初めはぎくしゃくしていた2人の関係だが、様々な依頼をこなすうちに2人は利害を超えた真のパートナーとしての絆に目覚めていく。
しかし、そんな彼女達の前に秘密組織ソルダの影が忍び寄る。ソルダの最高幹部の一人、アルテナが子飼いの手錬クロエを2人のもとに送り込んできたのだ。ソルダとは一体何なのか。そしてクロエが口にする「真のノワール」という言葉の意味とは。
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[編集] 登場人物
[編集] 「真のノワール」候補
- 夕叢霧香(ゆうむら きりか)
- 声優:桑島法子
- 神奈川県立椿高校(普通科2年4組)に通う普通の女子高生だったが、第1話でミレイユと共にパリに渡り、ミレイユと共同生活を送りながら、暗殺代行業に従事するようになる。
- 過去の記憶を失っていた(上記の椿高校学生証は偽造と知りながらも自己の縁として保持し続けた)が、後に自分こそがブーケ一家惨殺の実行犯であったことを思い出す。普段はおとなしい無口な少女であり、野良猫に情をよせるなど心優しい性格の持ち主。人を殺めても悲しくならないことにたいして涙を流すことがある。時に幼少より培われた殺人者としての人格が表に出ることがあり、その時は目つきが異様に鋭くなる。
- 愛用の武器は拳銃で、イタリア、ベレッタ社製の古風なベレッタM1934を用いる。銃器類のみならず、様々な戦闘技術に秀でる。
- ミレイユに言わせると 「殺しの技術に長け、裏社会に精通し、あらゆる言語を話す。」
- 本名、国籍など一切の素性は不明である。
- ミレイユ・ブーケ
- 声優:三石琴乃
- 「もっとも信頼の置ける」暗殺代行業者。コルシカ・マフィアの有力者の家に生まれるが、幼児期に一家を惨殺され、母方の叔父のクロードに(暗殺者としても)育てられる。
- 霧香と出会った後、暗殺ユニット「NOIR」を結成するが、霧香が一家暗殺に関係がある「得体の知れない何か(「誰か」=人間でさえない)」と考えており、すべての真実が分かった時に霧香を殺すという約束をしている。当初は冷たい態度で接していた。しかし、次第に霧香に心を許すようになり、霧香が家族の敵と知った後も、霧香との絆を断ち切ることは出来ず、当初した約束通り「私を撃って」と言う霧香を撃ち殺す事が出来なかった。そしてその後ソルダとの接触で霧香の居場所を突き止め霧香を救うべく、襲いかかる霧香に立ち向かい彼女を正気に戻すことに成功、その後霧香と共に全ての元凶であるアルテナに立ち向かっていく。
- 愛用の武器は拳銃で、最新型のドイツ、ワルサー社製ワルサーP99を使用している。戦闘能力は(常人にしては)高いが、霧香やクロエに比べると一段落ちる。
- クロエ
- 声優:久川綾
- アルテナに育てられた少女。戦闘能力は高く、霧香とほぼ同等(終盤に霧香と剣で戦うが、その時は霧香がクロエの剣を折り勝利している)。霧香にもらった小さなフォークを大事にしているように、幼い頃ブーケ一家を霧香が暗殺した光景を見たことで彼女に対し憧れを持つようになり、霧香と共に「真のノワール」に選ばれること、またアルテナから愛されることを目標にしている。
- 一見は冷静沈着な性格だが、ミレイユに心を傾ける霧香を見て、霧香とミレイユに対して嫉妬心をぶつけたこともある。また、アルテナの前では常に子どもっぽい振る舞いを見せ、精神年齢は幼いまま未成熟と思われる。
- 愛用の武器は刃物で、ナイフを主用する。
- 本名、国籍は不明。
[編集] ソルダ
- アルテナ
- 声優:TARAKO
- ソルダの最高幹部の一人で、次期司祭長候補。女性神官またはシスターを思わせる、落ち着いた印象の女性。スペインとフランスの国境付近にある「荘園」と呼ばれる地で、中世さながらの生活を送りながら、クロエに指示を送っている。
- ソルダの原点ともいうべき戦火の惨状の中で産まれ育ち、その実体験から大いなる回帰(「グラン・ルトゥール」)を主張し、ソルダ内で多くの支持者を得ているが、敵も多い。
- 「慈母」と崇められる慈愛の持ち主だが、同時に「死を司る」とも畏れられ、目的のためであれば、ソルダも、慈しんでいたクロエも、己自身すら祭壇の羊として生贄にする非情さ(過去のトラウマでNOIRに自分を殺してもらう事を望んでいた可能性もある)と、超一流の暗殺者の腕前を持つ。
- 「地は悪に満ち、人は自ら悪を為す。愛で人を殺せるのなら、憎しみで人を救えもするだろう」という言葉が、彼女の思想を端的に表している。
- 霧香の拳銃よりさらに古風なエンフィールドNo.2を使用する。ボルヌ(後述)たちアルテナ派は、そろってソルダの紋章が刻まれた特製のワルサーPPKを使っているが、当のアルテナ自身の銃はまったく別物、しかもなぜかソルダの紋が刻まれていない。
- レミ・ブレフォール
- 声優:銀河万丈
- ソルダ内部に存在する反アルテナ派の1人。ソルダ評議会の遣いでノワールを自分の勢力に組み込もうとする。ミレイユたちにある程度同情的。
- 評議員
- 声優:川久保潔、筈見純、佐藤正治、中村秀利
- ソルダ最高評議会の構成メンバーたち。最高評議会は反アルテナ派の牙城で、「真のノワール」結成を妨害して「グラン・ルトゥール」を阻止しようと企む。霧香がアルテナの元に戻ってしまった後は、ミレイユを利用してアルテナに対抗しようとした。
- 二人を追って荘園に駆けつけるが、アルテナとは違って自ら悪を為す気概さえない卑小な彼らは、ミレイユの一喝で道を譲らされ、一顧だにされなかった。
- ボルヌ
- 声優:勝生真沙子
- アルテナの側近の女性。アルテナと同じように神官またはシスターと思われる格好をしている。自分たちの期待を裏切るアルテナの真意を聞かされ、逆上して拳銃を向けるが、返り討ちにされる。
- マレンヌ
- 声優:篠原恵美
- アルテナの側近の女性。アルテナと同じように神官またはシスターと思われる格好をしている。アルテナを倒しに来た霧香とミレイユに立ち向かっていき、敗れる。
- 剣と防弾着(というより甲冑)を装備している。
[編集] その他
- シルヴァーナ・グレオーネ
- 声優:冬馬由美
- シシリアに幽閉されていたシシリアのマフィアの後継者。「イントッカービレ」(侵すべからざる者)や「世界一凶暴な姫君」などの異名で知られている。マフィアの規律を大事にしており、それを乱すものは父親でも容赦なく裁く。幼い頃のミレイユは彼女と知り合いで、大人になっても恐怖で金縛りになるほど恐ろしいイメージを持たされていた。武器は短剣。
- シャオリー
- 声優:高乃麗
- 台湾にいる殺手(暗殺者)。冷眼殺手の異名で知られている。ソルダと決別した台湾の黒社会に雇われている。武器は毒を塗った自分の爪。自分の利益のために平然と組織を裏切る利己的な性格をしており、上司の首を手みやげにクロエにソルダに加盟しようと申し出るもクロエから門前払いに会う。組織加入を断られた逆恨みからクロエを殺そうとするがあっけなく返り討ちに合い、死亡する。また彼女が毒を使う事や平気で裏切り行為をする人物という二重の意味でクロエから毒虫と吐き捨てられた。
- ミロシュ・ハベル
- 声優:関俊彦
- チェコスロバキア出身の元外国人部隊兵士。ギアナで勲功をあげた後、パリで絵を描きながら悠々自適の生活を送っていた。絵を通じて霧香と仲良くなるが、ミレイユに恨みを持つ人間がミレイユの相棒である霧香を襲った際、巻き込まれて殺される。ミレイユ以外で霧香が心を許した数少ない人物。
- クロード・フェデー
- 声優:大塚芳忠
- ミレイユの叔父。オデットの弟。ブーケ一家惨殺事件の後、ミレイユを連れてコルシカ島を脱出する。ミレイユを養育し、暗殺技術を教え込んだ。ソルダの命令で霧香を暗殺しようとして、姪のミレイユの手にかかる。
- オデット・ブーケ
- 声優:三石琴乃
- ミレイユの母。幼い頃の霧香に殺されるが、死して今なお慕われる人徳の持ち主だった。アルテナの「愛で人を殺せるのなら、憎しみで人を救えもするだろう」という考えに反対し、自分を殺そうとしている霧香に対して「憎しみで人を救うことはできない」と説いた。
[編集] 用語解説
- ソルダ
- 1000年以上存在する謎の組織。現在では世界の中枢を陰ながら支配し、世界そのものと化している。
- 本来は戦火の被災者が手段を選ばず他の被災者を救い、私欲で戦災を起こしたものを討つ、悪をもって悪しき世界に一矢報いる組織だったが、組織が発展して悪しき世界そのものとなるとそうも言っておられず、原点を忘れ当初の理想とは別の組織になってしまった。
- 戦災の地獄の中で育ち、ソルダの原点を皮膚感覚で感じて生きてきたアルテナを中心とする原理主義的なグループと、それを知らずソルダの富と権力の維持を望む最高評議会を中心とする現実主義的なグループが対立している。
- 組織の長は司祭長と呼ばれ、アルテナがノワールを復活させれば次期司祭長となり、ソルダの全権を握ること、そして原点回帰(「グラン・ルトゥール」)のために組織の内外に血の雨を降らせることがほぼ確実視されていた。
- ちなみにLes Soldats は英語でThe Soldiersの意味である。
- 真のノワール
- 固い絆で結ばれ、闇の世界で生きることを誓い合った2人の乙女。死を司り、いかなる敵をも打ち倒すと言われている。
- かつては荘園で少女たちが生死をかけた闘いを繰り広げ、生き残った2人が任命されていたようだが、現在では真のノワールを選出する儀式はおこなわれなくなっている。
- アルテナ派は真のノワールを選出する儀式の復活をソルダの原点回帰の象徴としようと考え、霧香・ミレイユ・クロエを真のノワールの候補に選んでいた。
- しかし、アルテナの真の狙いは、結成当初の理念や思想が歪んだ「ソルダ」に染まってしまった不条理な世界に対し、これに立ち向かっていく2人の乙女を生み出すことにあった。その際に霧香やミレイユによってクロエやアルテナ派の部下たちの命が奪われることも気にせず、そして自分自身の命が奪われることさえ全く厭わなかった、というより、「諸悪の根源」である自分を殺すことで真のノワールが「完成」するよう仕向けた。
- NOIR(ノワール)
- かつてはいわゆる「真のノワール」を指す言葉だったが、次第に本来の意味は忘れさられ、裏社会では半ば伝説的な存在となった。そのため、これにあやかってNOIRと名乗る殺し屋が現れ、いつの時代に何組のNOIRがあったかすらさだかではない。
- 霧香とミレイユがNOIRを名乗った理由も、当初は単に伝説にあやかったためであった。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] スタッフ
- 原案・構成・脚本:月村了衛
- プロデューサー:北山茂
- キャラクターデザイン:菊地洋子、芝美奈子、宮地聡子
- メカニカルデザイン:寺岡賢司
- 色彩設計:片山由美子
- 美術監督:小山俊久
- 撮影監督:森下成一、武原健二
- 音楽:梶浦由記
- アニメーションプロデューサー:江川功爾憲(えがわ くにのり)、神林名里
- 監督・音響演出:真下耕一
- 制作:ビィートレイン
- 製作:ビクターエンタテインメント
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「コッペリアの柩」
- 作詞:宝野アリカ、作曲:片倉三起也/歌手:ALI PROJECT
[編集] エンディングテーマ
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 黒き手の処女(おとめ)たち | 月村了衛 | 真下耕一 | 多田俊介 真下耕一 |
大澤聡 |
| 第2話 | 日々の糧 | 橘正紀 | 門智昭 | ||
| 第3話 | 暗殺遊戯 | 川崎逸朗 | 鍋田香代子 入江健司 |
||
| 第4話 | 波の音 | 有江勇樹 | 芝美奈子 | ||
| 第5話 | レ・ソルダ | 多田俊介 | 川面真也 | 津幡佳明 | |
| 第6話 | 迷い猫 | 山本英世 | 大澤聡 | ||
| 第7話 | 運命の黒い糸 | 真下耕一 | 橘正紀 | 植田実 | |
| 第8話 | イントッカービレ acte I | 川崎逸朗 | 鍋田香代子 入江健司 |
||
| 第9話 | イントッカービレ acte II | ||||
| 第10話 | 真のノワール | 有江勇樹 | 芝美奈子 | ||
| 第11話 | 月下之茶宴 | 多田俊介 | 川面真也 | 植田実 | |
| 第12話 | 刺客行 | 山本秀世 | 宮地聡子 | ||
| 第13話 | 地獄の季節 | 橘正紀 | 津幡佳明 | ||
| 第14話 | ミレイユに花束を | 山野あきら | 有江勇樹 | 大澤聡 | |
| 第15話 | 冷眼殺手 acte I | 山本秀世 | 芝美奈子 | ||
| 第16話 | 冷眼殺手 acte II | 江森真理子 | |||
| 第17話 | コルシカに還る | 山野あきら | 川面真也 | 津幡佳明 | |
| 第18話 | 私の闇 | 橘正紀 | 大澤聡 | ||
| 第19話 | ソルダの両手 | 有江勇樹 | 芝美奈子 | ||
| 第20話 | 罪の中の罪 | 山本秀世 | 田中雄一 | ||
| 第21話 | 無明の朝 | 川面真也 | つばたよしあき | ||
| 第22話 | 旅路の果て | 橘正紀 | 大澤聡 | ||
| 第23話 | 残花有情 | 川本つよし | 有江勇樹 | 江森真理子 | |
| 第24話 | 暗黒回帰 | 山本秀世 | 芝美奈子 | ||
| 第25話 | 業火の淵 | 橘正紀 | 川面真也 | つばたよしあき | |
| 第26話 | 誕生 | 川本つよし | 有江勇樹 | 大澤聡 | |
[編集] DVD
個別に発売された物の他、2007年3月にコレクターズBOXが発売され、これには副音声で英語版が収録されている。ちなみに日本語主音声はステレオで、英語副音声は5.1チャンネルサラウンドである。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 第4話のNOIRのターゲットの娘の情報が「Date of Biath August 2,1994 Age 15」となっていることより。
[編集] 外部リンク
- ノワール(ビクターエンタテインメント内)
| テレビ東京 木曜25:15~45枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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NOIR
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