BAC・Mono
BAC Mono | |
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ボディ | |
乗車定員 | 1名 |
パワートレイン | |
エンジン | 2300 cc直列4気筒 |
変速機 | 6速シーケンシャル |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2565mm |
全長 | 3952mm |
全幅 | 1800mm |
全高 | 1110mm |
車両重量 | 540kg |
その他 | |
最高速度 | 170 mph |
最高出力 | 280ps 2016年型305ps |
Mono(モノ)は、イギリスのブリッグス・オートモーティブ・カンパニー (BAC) が開発した1人乗りのライトウェイトスポーツである。
BAC社について
ポルシェやメルセデス・ベンツで車両設計に携わったイアン・ブリッグスと、ベントレーやフォード・モーターでエンジニアリング・マネージャーとして働いたニール・ブリッグスの兄弟は、究極の運動性を持ち運転を楽しむだけに存在する夢の車を作る構想を抱いていた。
そして2009年、ブリッグス・オートモーティブ・カンパニー(BAC)が設立された。イアンはデザインディレクターとしてシステムおよび車両全体の設計や車両のデザインを担当し、ニールはコンポーネント、システムおよび車両設計、開発およびエンジニアリング・ディレクターを担当している。ル・マン24時間レースへの出場経験があるレーシングドライバーのオリバー・ウェッブがテスト開発ドライバーとして参加し、レーシングシミュレーター「Project CARS」にフィードバックを提供している。
車両概要
軽量車体のミッドシップにハイパワーエンジンを搭載するという、フォーミュラカー譲りの車両構成が特徴。6点レーシングハーネスによって固定される乗車定員はドライバー1名のみであり、ウィンドスクリーンさえ持たず、取り外し可能なステアリングには各種ボタンと液晶メーターが付く。シートやハンドル形状はオーナーに合わせたカスタマイズが可能となっている。
スポーツ走行に特化したマシンであるため快適装備は一切持たないが、フロントノーズのハッチ内部に小さな小物入れが存在する。
日本での販売はACマインズ(ウィザムカーズでの取扱は終了)が取り扱い、車両価格は約2000万円。フルオプションでは3000万円近くに達する。
メカニズム
チューブラー・フレームにカーボン製のボディを被せ、ジオメトリを自由に調整可能なプッシュロッド·サスペンションを持ち、ブレーキはAPレーシングのフォーミュラマシン用を装着している。
540kgの超軽量な車体に搭載されるパワーユニットは、最高出力280ps(2016年型は305ps)を発生するコスワースチューンのフォードDuratec 直列4気筒自然吸気エンジン。ヒューランド製F-3仕様6速シーケンシャルトランスミッションと組み合わせられる。なお、アンダーパネルの材質は木(合板)である。
パフォーマンス
1トンあたりの馬力は483psに達し、パワーウェイトレシオ換算ではブガッティ・ヴェイロンにも迫る。
パフォーマンスは0-100㎞/h加速2.9秒、最高速度274km/hを誇り、TopGearテストトラックでのタイムアタックでは他のスーパーカー勢を抑えて2位に入った。