開化異相

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開化異相
監督 犬塚稔
脚本 大須賀満
原作 玉田喬士
出演者 阪東妻三郎
森静子
撮影 片岡清
製作会社 阪東妻三郎プロダクション
太秦撮影所
配給 松竹キネマ
公開 日本の旗 1928年10月20日
上映時間 133分 / 現存 25分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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開化異相』(かいかいそう)は、1928年昭和3年)製作・公開、犬塚稔監督による日本の長篇劇映画、サイレント映画時代劇剣戟映画である。

略歴・概要[編集]

前年の1927年(昭和2年)に『稚児の剣法』でデビューして以来、衣笠映画聯盟松竹下加茂撮影所が提携製作した林長二郎(のちの長谷川一夫)主演作を4作連作した犬塚稔は、同年の秋には阪東妻三郎が主宰する阪東妻三郎プロダクション太秦撮影所に移籍し、阪東妻三郎主演映画を手がけるようになった[1]。本作は、犬塚の阪妻プロ移籍7作目である[1]

1928年(昭和3年)10月20日松竹蒲田撮影所製作による清水宏現代劇山彦』を併映に[2]、東京・浅草公園六区電気館等で公開された[3]

本作の上映用プリントは、現在、東京国立近代美術館フィルムセンターには所蔵されておらず[4]マツダ映画社は25分の短縮版を所有している[5]。完全尺ではないが、部分的には鑑賞できる作品である。

スタッフ・作品データ[編集]

クレジットおよびデータは日本映画データベースの本項参照[3]

キャスト[編集]

[編集]

  1. ^ a b 犬塚稔日本映画データベース、2010年3月11日閲覧。
  2. ^ 山彦、日本映画データベース、2010年3月11日閲覧。
  3. ^ a b 開化異相、日本映画データベース、2010年3月11日閲覧。
  4. ^ 所蔵映画フィルム検索システム東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年3月10日閲覧。
  5. ^ a b 主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇マツダ映画社、2010年3月10日閲覧。
  6. ^ Film Calculator換算結果、コダック、2010年3月11日閲覧。

外部リンク[編集]