2009 JF₁

2009 JF1
仮符号・別名	2009 JF1
分類	地球近傍天体（NEO）; アポロ群
発見
発見日	2009年5月4日
発見者	レモン山サーベイ
軌道要素と性質; 元期:2022年1月21日（JD 2459600.5）
軌道長半径 (a)	1.89 au
近日点距離 (q)	0.4953 au
遠日点距離 (Q)	3.29 au
離心率 (e)	0.738
公転周期 (P)	2.6 年
軌道傾斜角 (i)	6.16°
近日点引数 (ω)	281°
昇交点黄経 (Ω)	45.5°
平均近点角 (M)	300 ± 3°
最小交差距離	地球:0.000055天文単位 (8,200 km); 木星:2.1天文単位 (310,000,000 km)
物理的性質
平均直径	~10 m (33 ft); 8–17 m;
絶対等級 (H)	27.7
	■Template （■ノート ■解説） ■Project

2009 JF₁とは、2022年に地球から0.3天文単位 (45×10^⁶ km)以内を通過した小さな地球近傍小惑星である^[5]。2022年2月5日に、2009年の観測値が再測定され、地球に衝突する可能性が大幅に減少した。2022年5月6日に地球に衝突する可能性は140,000分の1であった^[3]。2009 JF₁の直径は10メートルと推定されており、チェリャビンスク隕石よりも小さい。観測弧は1.2日と非常に短く、2009年以降観測されていない。2022年5月6日、地球から0.2天文単位 (30×10^⁶ km)の距離で接近すると予想されていたが、不確実性領域は±23 millionキロメートル (0.15 AU)である^[5]。最も近く地球へ接近するのは2022年5月15日であり、2009 JF₁は見かけの等級26までしか明るくならない^[6]^[7]。パレルモスケールの評価が-4.41^[3]の場合でも、地球に衝突する確率はこのサイズの小惑星のバックグラウンドハザードレベルの26000分の1である。

地球への接近予測（距離は曲線あてはめの地球中心からの距離）^[3]
日	影響の確率（1 in）	JPL Horizons	NEODyS	小惑星センター^[8]	Find_Orb	不確実性領域 (3シグマ)
2022-05-06	140000	0.19天文単位 (28×10^⁶ km)^[5]	0.16天文単位 (24×10^⁶ km)^[7]	0.19天文単位 (28×10^⁶ km)	0.19天文単位 (28×10^⁶ km)^[9]	± 23000000 km^[5]

地球に接近してから約2ヶ月で近日点（太陽に最も接近）に到達するが、近日点通過の時間は±3日の精度でしかわかっていない^[2]。

脚注[編集]

^ ^a ^b “MPEC 2009-J26 : 2009 JF1”. IAU Minor Planet Center (2009年5月5日). 2021年10月13日閲覧。 (K09J01F)
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ “JPL Small-Body Database Browser: (2009 JF1)”. ジェット推進研究所. 2019年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “Earth Impact Risk Summary: 2009 JF1”. NASA/JPL Near-Earth Object Program Office. 2021年10月13日閲覧。 (Wayback Machine 2009)
^ “2009 JF1 Orbit”. Minor Planet Center. 2021年10月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “Horizons Batch for 2022-05-06 Virtual Impactor”. JPL Horizons. 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。 RNG_3sigma = uncertainty range in km. (JPL#7/Soln.date: 2021-Apr-15 generates RNG_3sigma = 62906567 km for 2022-May-06.)
^ “Horizons Batch for 2022-05-10 NOMINAL”. JPL Horizons. 2021年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月27日閲覧。
^ ^a ^b “2009JF1 Ephemerides for 6 May 2022”. NEODyS (Near Earth Objects – Dynamic Site). 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。
^ “MPC Ephemeris Service”. IAU 小惑星センター. 2021年10月13日閲覧。
^ “Find_Orb for 2022-05-06”. Project Pluto. 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。

外部リンク[編集]

2009 JF1 - NeoDyS-2, Near Earth Objects—Dynamic Site
- 天体暦 · 観測予想 · 軌道 · MOID · 適切要素 · 観測情報 · 接近 · 物理的性質 · NEOCC
2009 JF1 - ESA–space situational awareness
- 天体暦 · 観測 · 軌道 · 物理的性質 · 概要
2009 JF1 - JPL Small-Body Database
- 接近アプローチ · 発見 · 天体暦 · 軌道図 · 軌道要素 · 物理パラメータ

[MPEC2009-J26-1] “MPEC 2009-J26 : 2009 JF1”. IAU Minor Planet Center (2009年5月5日). 2021年10月13日閲覧。 (K09J01F)

[jpldata-2] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l ^m ⁿ “JPL Small-Body Database Browser: (2009 JF1)”. ジェット推進研究所. 2019年5月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。

[sentry-3] “Earth Impact Risk Summary: 2009 JF1”. NASA/JPL Near-Earth Object Program Office. 2021年10月13日閲覧。 (Wayback Machine 2009)

[MPC-object-4] “2009 JF1 Orbit”. Minor Planet Center. 2021年10月13日閲覧。

[Horizons2022-5] “Horizons Batch for 2022-05-06 Virtual Impactor”. JPL Horizons. 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。 RNG_3sigma = uncertainty range in km. (JPL#7/Soln.date: 2021-Apr-15 generates RNG_3sigma = 62906567 km for 2022-May-06.)

[Nominal2022-6] “Horizons Batch for 2022-05-10 NOMINAL”. JPL Horizons. 2021年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月27日閲覧。

[NEODyS2022-7] “2009JF1 Ephemerides for 6 May 2022”. NEODyS (Near Earth Objects – Dynamic Site). 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。

[MPC-eph-8] “MPC Ephemeris Service”. IAU 小惑星センター. 2021年10月13日閲覧。

[Find_Orb2022-9] “Find_Orb for 2022-05-06”. Project Pluto. 2021年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月13日閲覧。

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脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]