2004年アテネオリンピックのバレーボール競技・世界最終予選

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2004年アテネオリンピックのバレーボール競技・世界最終予選(2004ねんアテネオリンピックのバレーボールきょうぎ・せかいさいしゅうよせん)は、アテネオリンピックに出場する国を決定するバレーボール大会。男女大会共にアジア予選を兼ねているが、その条件は男女別に異なる。

東京大会はTBSとフジテレビの共同中継で、日本の放送史上初の試みともいわれる。両局共通のイメージ・キャラクターはNEWSが務めた[1]

男子大会[編集]

概要[編集]

2004年5月21日から5月23日にかけてポルトポルトガル)、5月22日から5月30日にかけて東京5月28日から5月30日にかけてマドリードスペイン)と、3か所に分けて開催された。

1回戦総あたりのリーグ戦を行い、次のようにオリンピックの出場国が決定される。

  1. 各大会の最上位チーム(世界最終予選代表)
  2. 1.を除くアジア最上位チーム(東京大会のみ、アジア代表)

予選出場国[編集]

ポルト大会[編集]

マドリード大会[編集]

東京大会 (会場:東京体育館[編集]

※はアジア予選対象チーム

試合結果[編集]

※勝ち点(勝敗)で並んだ場合はセット率でなく、得点率で順位を決定

ポルト大会[編集]

マドリード大会[編集]

東京大会 (会場:東京体育館[編集]

順位 チーム 勝点 試合数 得点 失点 得点率 得セット 失セット セット率
1 フランスの旗 フランス 14 7 7 0 586 475 1.234 21 2 10.500
2 オーストラリアの旗 オーストラリア 12 7 5 2 565 510 1.108 15 9 1.667
3 中華人民共和国の旗 中国 12 7 5 2 581 538 1.080 15 9 1.667
4 カナダの旗 カナダ 11 7 4 3 512 485 1.056 12 10 1.200
5 イランの旗 イラン 11 7 4 3 567 545 1.040 13 11 1.182
6 日本の旗 日本 9 7 2 5 626 622 1.006 14 15 0.933
7 大韓民国の旗 韓国 8 7 1 6 469 547 0.857 5 18 0.278
8 アルジェリアの旗 アルジェリア 7 7 0 7 341 525 0.650 0 21 0.000

女子大会[編集]

概要[編集]

2004年5月8日から5月16日にかけて東京で開催された。会場は東京体育館

1回戦総あたりのリーグ戦を行い、次のようにオリンピック出場国が決定される。

  1. 最上位チーム(世界最終予選代表)
  2. 1.を除くアジアの最上位チーム(アジア代表)
  3. 1.、2.を除く他の上位2チーム(世界最終予選代表)

予選出場国[編集]

※は、アジア予選対象チーム。

試合結果[編集]

順位 チーム 勝点 試合数 得点 失点 得点率 得セット 失セット セット率
1 日本の旗 日本 13 7 6 1 565 445 1.270 18 6 3.000
2 大韓民国の旗 韓国 13 7 6 1 576 493 1.168 18 8 2.250
3 ロシアの旗 ロシア 12 7 5 2 576 432 1.333 19 6 3.167
4 イタリアの旗 イタリア 12 7 5 2 606 477 1.270 19 8 2.375
5 タイ王国の旗 タイ 10 7 3 4 422 488 0.865 10 12 0.833
6 プエルトリコの旗 プエルトリコ 9 7 2 5 437 516 0.847 6 16 0.375
7 チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 8 7 1 6 454 559 0.812 5 18 0.278
8 ナイジェリアの旗 ナイジェリア 7 7 0 7 299 525 0.570 0 21 0.000

アテネ五輪出場国[編集]

出場の最終決定は以下のとおりです。

男子[編集]

女子[編集]

脚注[編集]

  1. ^ スペシャルサポーターにNEWS
  2. ^ a b サンスポ
  3. ^ エジプトの旗 エジプトの出場辞退によるもの。チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイも辞退した[2]
  4. ^ アルゼンチンの旗 アルゼンチンの出場辞退によるもの[2]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]