1968年シンガポール通常選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1968年シンガポール通常選挙
1968 Singaporean general election
シンガポール
マレーシアの旗 1963年 ←
1968年4月13日
→ 1972年

国会 全58議席
投票率 91.8%
  多数党 少数党
 
党首 リー・クアンユー チェン・ソク・ケオン
政党 人民行動党 労働者党
党首選挙区 タンジョン・パガー
前回選挙 37 0
獲得議席 58 0
議席増減 増加 21 ± 0
得票数 65,812 3,049
得票率 86.7% 4.0%
得票率増減 増加 39.8% 増加 3.9%

選挙区別投票結果

選挙前首相

リー・クアンユー
人民行動党

選出首相

リー・クアンユー
人民行動党

1968年シンガポール通常選挙(1968ねんシンガポールつうじょうせんきょ、1968 Singaporean general election)は、1968年4月19日シンガポールで行われた国民議会議員を選出する総選挙である。

マレーシアからの独立後初めて行われた。独立を主導したリー・クアンユー率いる人民行動党が58議席すべてを獲得した。

概要[編集]

シンガポール独立に伴い、社会主義戦線に所属していた議員13名中、11名が辞職し2名がマレーシアへ亡命・辞職したため、議会勢力は人民行動党のみとなった。

選挙制度[編集]

単純小選挙区制で、マレーシアの自治議会の時より定員を7人増やし58名とした。

選挙活動[編集]

労働者党以外のシンガポールの独立を不服とする政党はこの選挙をボイコットしたため、人民行動党と労働者党、無所属で争われた。人民行動党以外が候補者を擁立した7議席のみ[1]で争われ、擁立できなかった51議席分については人民行動党の不戦勝となり、選挙が行われなかった。

選挙結果[編集]

e • d  シンガポールの旗 1968年シンガポール国民議会総選挙 (1968年4月13日施行)
政党 党首 議席数 増減 得票数 得票率
人民行動党 リー・クアンユー 58 増加 21 65,812 86.7%
労働者党 チェン・ソク・ケオン 0 新党 3,049 4.0%
無所属 - 0 ± 0 7,033 9.3%
総計 58 増加 7 75,894 100.0%
有効票数(有効率) - - 75,894 97.36%
無効票・白票数(無効率) - - 2,058 2.64%
投票総数(投票率) - - 77,952 91.83%
棄権者数(棄権率) - - 6,931 8.17%
有権者数[注釈 1] - - 84,883 100.0%
出典:Nohlen et al.

参考文献[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 選挙になった7選挙区の有権者数。

脚注[編集]

  1. ^ Nohlen, D, Grotz, F & Hartmann, C (2001) Elections in Asia: A data handbook, Volume II, p254 ISBN 0-19-924959-8