魔女の恋人

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魔女の恋人
ジャンル ファンタジー
漫画
作者 水薙竜
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ビッグガンガン
発表号 Vol. 03 -
発表期間 2013年2月25日 -
話数 1
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魔女の恋人』は、水薙竜による日本ファンタジー漫画作品。スクウェア・エニックスの『月刊ビッグガンガン』で、2013年2月25日発売のVol.03に「シガレットアンソロジー」の1作品として掲載された。

作者の別漫画『ウィッチクラフトワークス』の登場人物、火々里かざねとクロノワールシュヴァルツ・シックスの出会いと交流を描いた作品である。

あらすじ[編集]

雪の日の、中世ヨーロッパの戦争の中で、「火々里 かざね」と「クロノワールシュヴァルツ・シックス」が甲冑姿で闘い、「(不死の者である)我々が討ち合っても無意味であろうが」とクロノが言い、戦闘を中止する。この時、クロノがかざねにタバコを初めて教える[注 1]

その後、タンク[注 2]が存在するヨーロッパの戦争でかざねは狙撃兵として、クロノはその指示役として戦争に参加する。

その後、共通の友人の葬式の場面でクロノは禁煙をする。かざねが学校の愛煙家の校長をしている場面で雪が降っており、「この季節になると私がたばこを吸い始めた頃を思い出す」と話す。「聞いてくださいよ、私が“彼”と出会ったのは...」と続ける。ここで“彼”が示すのは「クロノワールシュヴァルツ・シックス」であるととらえられる(しかし、“彼”とはタバコであるという含みも持たされている)。

登場人物[編集]

火々里 かざね(かがり かざね)
クロノワールシュヴァルツ・シックス

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ コロンブスがヨーロッパにタバコを持ち帰り普及したのは16世紀初頭と考えられる。
  2. ^ タンクの出現は第一次世界大戦時であるが、描かれているタンクは第二次世界大戦時のモノと見られる。