長岡貞男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長岡貞男
生誕 1952年????
国籍 日本の旗 日本
研究機関 経済産業研究所
東京経済大学
母校 マサチューセッツ工科大学
学位 Ph. D(経済学)
受賞 日経・経済図書文化賞
テンプレートを表示

長岡 貞男(ながおか さだお、1952年[1] - )は、日本経済学者、元官僚、東京経済大学経済学部教授、一橋大学名誉教授[2]。研究分野は、イノベーションと政策・制度[3]、産業組織[4]経済産業研究所ファカルティ・フェロー[4]

経歴[編集]

1975年東京大学工学部計数工学科を卒業し[3]通商産業省に入省[5]1980年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院 (MIT Sloan School of Management) で、M.S.(経営学)を取得[5]1986年から1990年まで、世界銀行でエコノミストとして勤務し[3]1990年にはマサチューセッツ工科大学よりPh.D(経済学)を取得した[5][3]。帰国後、1990年からソ連東欧室室長〜ロシア東欧室長を務めた後[1]1992年に通商産業省を退職し、成蹊大学経済学部教授[5]1996年、一橋大学商学部産業経営研究所教授となり、翌1997年の改組によりイノベーション研究センター教授となった後、2004年から2008年まで同センター長を務めた[5][3]2015年4月から、東京経済大学教授[2]。2016年4月一橋大学名誉教授。2022年11月日経・経済図書文化賞受賞[6]

おもな業績[編集]

単著[編集]

  • 変動為替レートの解明:乱高下の原因と影響、東洋経済新報社、1983年
  • 日米欧の生産性と国際競争力:ゼミナール、東洋経済新報社、1993年
  • 内外価格差の経済分析:生産性からのアプローチ、NTT出版、1999年

共著[編集]

共編著[編集]

  • (馬成三、S・ブラギンスキーとの共編著)中国とロシアの産業変革、日本評論社、1996年
  • 後藤晃との共編著)知的財産制度とイノベーション、東京大学出版会、2003年
  • 鈴村興太郎花崎正晴との共編著)経済制度の生成と設計、東京大学出版会、2006年
  • 藤田昌久との共編著)生産性とイノベーションシステム、日本評論社、2011年

脚注[編集]

  1. ^ a b 研究者プロフィール 長岡貞男”. 一橋大学イノベーション研究センター (2012年4月1日). 2015年3月2日閲覧。
  2. ^ a b 教員紹介 教授 長岡貞男”. 東京経済大学. 2015年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c d e イノベーション研究センター 長岡 貞男(ナガオカ サダオ)”. 一橋大学. 2015年3月2日閲覧。
  4. ^ a b 長岡 貞男”. 経済産業研究所. 2015年3月2日閲覧。
  5. ^ a b c d e 長岡 貞男”. Japan Business Press Co.,Ltd.. 2015年3月2日閲覧。
  6. ^ 第65回(2022年度)日経・経済図書文化賞

外部リンク[編集]