車輪配置 2-6-6-6

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車輪配置 2-6-6-6 (しゃりんはいち2-6-6-6、ホワイト式分類)は関節式機関車車輪配置で、1軸先輪・2組の3軸動輪・3軸従輪で構成されるものをさす。アメリカ式分類での愛称は下記の「アレゲニー」(または「アレゲニィ」)。

2-6-6-6型は2クラスが製造されたのみである。1941年、チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道のライマ汽車製造会社による「アレゲニー」とバージニアン鉄道の「ブルーリッジ」である。

他の分類法による表記
  • UIC式 - 1CC3(実例はないが、日本国鉄式でも同様の表記となる。マレー式機関車の場合は(1'C)C3'と表記される)
  • フランス式 - 130+033
  • トルコ式 - 34+36
  • スイス式 - 3/4+3/6

歴史[編集]

2-6-6-6型機関車は、H-8「アレゲニー」クラスがチェサピーク・アンド・オハイオ鉄道(C&O)向け、「ブルーリッジ」クラスがバージニアン鉄道向けに製造された。すべてライマ機関車製造会社で製造された。アレゲニーの名称はC&Oの石炭を運搬する路線のアレゲーニー山脈に由来する。

20年に渡って使用された。ライマとC&Oは協力して最大級の機関車であると同時に重量の最も重い機関車を生産した。

Gene Huddleston著作の"C&O Power"によるとC&Oのダイナモメーターカーで最大出力7498で約時速45マイルにおいて6700 から6900の出力を発揮した。牽引力は起動時110200ポンドでH-8は最大出力の機関車であったと考えられる。

機関車は0.57%勾配のアレゲニー山脈を越える路線を石炭運搬列車を牽引して走行するように設計された。100両の石炭運搬車両を通常牽引した。石炭運搬車輌は50年代初頭には5000ポンドの容量があった。23両が旅客輸送の蒸気暖房装置を備えていたが旅客輸送では存分に高出力を発揮する事ができなかった。

ディーゼル化の波が押し寄せ電気による統括制御が行われるようになると高出力機も出番が減った。H-8は重量が重い故、軌道に与える損傷も大きく保線周期が短かった。

保存[編集]

ヘンリーフォード博物館に保存されているC&O 1601

2台のアレゲニーが保存されている。1台はミシガン州ディアボーンヘンリーフォード博物館でもう一方がメリーランド州ボルチモアボルチモア・アンド・オハイオ鉄道博物館である。

外部リンク[編集]