補助巡洋艦戦闘章

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補助巡洋艦戦闘章
Kriegsabzeichen für Hilfskreuzer
ドイツ国による賞
種別勲章
対象戦役第二次世界大戦
歴史・統計
創設1941年4月24日

補助巡洋艦戦闘章(ほじょじゅんようかんせんとうしょう、Kriegsabzeichen für Hilfskreuzer)は、ナチス・ドイツの勲章。

概要[編集]

エーリヒ・レーダーによって制定された補助巡洋艦戦闘章は、仮装巡洋艦補給艦の乗組員に贈られた。第二次世界大戦当時、Uボートへの給油等補給活動は短時間で、敵の目に触れる前に行う必要があり[1]、その行為に尽力した軍人を称賛するため設けられた。

1942年には上位の等級であるダイヤモンド付補助巡洋艦戦闘章がレーダーにより制定され、仮装巡洋艦アトランティスの艦長であったベルンハルト・ロッゲに贈られた。

デザイン[編集]

デザインはヴィルヘルム・エルンスト・ピークハウスによる。銀、亜鉛、トムバックで製作された補助巡洋艦戦闘章は、頂点に国家鷲章があり、北半球を超える帆船を金のゲッケイジュが囲んだデザインである。モデルとなった帆船はロングシップ

脚注[編集]

  1. ^ Auxiliary Cruiser Badge”. Wehrmacht Awards. 2014年2月5日閲覧。

参考文献[編集]

  • Klietmann, Kurt-Gerhard (1981) (in German). Auszeichnungen des Deutschen Reiches. 1936–1945. Stuttgart, Germany: Motorbuch ISBN 3-87943-689-4.