茅野遺跡

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茅野遺跡(かやのいせき)は、群馬県榛東村長岡にある縄文時代後期・晩期の遺跡。国の史跡に指定されている。

概要[編集]

榛名山東麓に連なる小河川に挟まれた台地上に存在した集落の遺跡である。

1989年に圃場整備事業のための調査中に遺跡が確認されたことをきっかけに調査が行われた。傾斜面上にあり土地利用がしにくかった場所であったために、遺構遺物ともに良好な状態にて検出された。遺跡は水場状の遺構を取り囲むように竪穴式住居土坑の跡が確認されている。遺物は石器土器などをはじめ、祭祀用に用いられたとみられている土製耳飾、岩版などが出土した。土製耳飾は577個が確認されており、この時期に多く製作された滑車形のもののほか、円板形に透彫装飾を施したものなど多彩であり、耳飾の着装状態を表現した土偶頭部も伴出している。岩版は凝灰岩を加工したもので、55個が確認されている。これらを含めた土製品・石製品などの出土品計1,950点は、「群馬県茅野遺跡出土品」の名称で一括して重要文化財に指定され、榛東村耳飾り館に保管、一部が展示されている。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度27分15.7秒 東経138度58分40.7秒 / 北緯36.454361度 東経138.977972度 / 36.454361; 138.977972